甲越和与とは? わかりやすく解説

甲越同盟

(甲越和与 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 15:10 UTC 版)

甲越同盟(こうえつどうめい)は、天正7年(1579年)に甲斐戦国大名武田勝頼越後の戦国大名・上杉景勝との間で成立した同盟。越甲同盟(えつこうどうめい)とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 謙信は過去に越相同盟を北条氏政によって一方的に破棄されており、これを根に持っていたとされる。

出典

  1. ^ a b 丸島(2006)、p.123
  2. ^ 丸島(2006)、pp.123 - 124
  3. ^ a b 丸島(2006)、p.125
  4. ^ 丸島(2006)、p.129 - 130
  5. ^ a b c 丸島(2006)、p.131
  6. ^ 6月7日付上条政繁ほか越後揚北衆跡部勝資書状『杉原文書』
  7. ^ 6月12日付上杉景勝宛武田信豊書状『上杉家文書
  8. ^ 6月24日付斎藤朝信宛武田勝頼書状『斎藤文書』
  9. ^ 8月19日付上杉景勝宛武田勝頼起請文『覚上公御書案』
  10. ^ 『上杉家文書』には勝頼の誓詞のみが現存している。
  11. ^ 長篠合戦と武田勝頼 平山優 吉川弘文館 158頁~159頁
  12. ^ 片桐昭彦「上杉景勝の権力確立と印判状」(初出:『新潟史学』45号、2000年/所収:『戦国期発給文書の研究』高志書院、2005年)
  13. ^ なお、戦国期の同盟は「甲越同盟」のように同盟国間の令制国名の略称をもって呼称されることが多いが、武田・佐竹氏間の同盟は文書上においては「甲佐」と記されており、これは佐竹氏をはじめ関東の諸氏族がいずれも一国規模を支配する地域勢力でなく、佐竹氏も常陸国の大半を掌握できていなかったためとしている(丸島 2011)。甲佐同盟については丸島和洋「武田氏の対佐竹氏外交と取次」『戦国大名武田氏の権力構造』思文閣出版、2011年。
  14. ^ 長篠合戦と武田勝頼 平山優 吉川弘文館 277頁~279頁
  15. ^ 日本にかくれなき弓取 武田勝頼 笹本正治 ミネルヴァ書房 162頁~163頁


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甲越和与

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武田信玄」の記事における「甲越和与」の解説

この間織田信長足利義昭奉じて上洛していた。信玄信長室町幕府第15代将軍就いた足利義昭通じて越後上杉氏との和睦(甲越和与)を試み永禄12年8月1569年)には上杉氏との和睦成立した。 さらに信玄越相同盟対抗するため、常陸国佐竹氏下総国簗田氏など北・東関東の反北条勢力との同盟結んで後北条領国圧力加え永禄12年10月1569年)には小田原城一時包囲撤退の際に、三増峠の戦い北条勢を撃退した(これにより永禄12年1569年)の第三次駿河侵攻にて、後北条氏戦力北条綱重の守る駿河蒲原城回せず、これを落とすことに成功した)。こうした対応策から後北条氏上杉武田との関係回復方針転じた永禄12年1569年)末、信玄は再び駿河侵攻行い駿府掌握したまた、永禄年間下野宇都宮氏家臣益子勝宗親交深めていた。勝宗が信玄による西上野侵攻呼応して出兵し、軍功上げると信玄は勝宗に感状贈っている。

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「甲越和与」を含む「武田信玄」の記事については、「武田信玄」の概要を参照ください。

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