環境面、防災面の工夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:13 UTC 版)
「新宿イーストサイドスクエア」の記事における「環境面、防災面の工夫」の解説
環境面では、不規則な凹凸を持たせたガラスとプレキャストコンクリート板を組み合わせた外装システムを導入し、シンボリックな外観デザインを採っているが、これは周辺への圧迫感や直射日光の反射を軽減し、周辺住民のプライバシーの確保、ビル壁面のガラスへの映りこみ防止を図るためのものである。さらに、ダブルスキン(東西南面)やエアバリアファン(北面)などを組み合わせることで徐熱・断熱を行うなど、竣工時の東京都の一般的な大規模オフィスビルに比べて二酸化炭素排出量を25%削減する省エネルギー・高エネルギー効率を実現している。このデザインは、PAL低減率(建物断熱性能)で35.37%、ERR(設備の省エネ効率)では36.94%を達成するものであり、いずれも東京都が定める指標の最高位(ランク3)に入っている。 防災面では、鉄骨断面の中にコンクリートを充填したCFT柱を採用し、コアフレーム内に粘性壁とアンボンドブレースを配置した制振構造を採用することで高い耐震性を確保するとともに、72時間運転可能な非常用発電機の設置等により建物の安全性を高め、さらには地域貢献として防災倉庫やマンホールトイレも整備している。
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