現場に入るまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 14:51 UTC 版)
「名古屋市中区栄スナックバー経営者殺害事件」の記事における「現場に入るまで」の解説
Bは本事件前の2002年2月8日午後9時頃から2002年3月5日午後10時30分頃までの間、前後9回にわたり、名古屋市中区内のスナックバーなど計8か所で無銭飲食をし、店主らの隙を突いては売上金などを盗んで逃げるなどし、ビール22本ほか26点の飲食物(代金合計7万1300円相当)・席料・カラオケ使用などの利便(合計1万9000円相当)を騙し取った。 これに加え、2002年2月8日頃から2002年3月6日頃までの間の前後9回にわたり、前述のスナックなど計8か所で現金計約35万2300円・かばん5個ほか約159点(時価合計約16万650円相当)を窃取した。 刑務所を出所してから2か月後の2002年3月12日、Bは52歳の誕生日を迎えたが、翌2002年3月13日にはいつものように所持金が尽き、夜の繁華街をぶらついていた。そのため、これまでのように客を装い名古屋市東区内の居酒屋に入ったが、売上金などを盗む隙を見い出せなかったため、結局は飲食代金を支払わないまま逃走するに止まった。 そこでBは、「さらに別の飲食店に入って売上金などを盗もう」と考え、ホテル・携帯電話販売店に立ち寄り、飲食店主らを信用させるための小道具にする名刺・サンプルの携帯電話を手に入れた上、適当な飲食店を物色していた。その上で「人が少ないところがいい」と考えたBは、名古屋市中区栄4丁目の、雑居ビル3階に位置する現場スナックバーに来店した。 現場ビルは「女子大小路」「栄ウォーク街」と呼ばれる名古屋市中心部繁華街の一角に位置する地下1階・地上5階建てのビルで、約10軒の飲食店・スナックが入居していた。
※この「現場に入るまで」の解説は、「名古屋市中区栄スナックバー経営者殺害事件」の解説の一部です。
「現場に入るまで」を含む「名古屋市中区栄スナックバー経営者殺害事件」の記事については、「名古屋市中区栄スナックバー経営者殺害事件」の概要を参照ください。
- 現場に入るまでのページへのリンク