犬のための本当にぶよぶよした前奏曲とは? わかりやすく解説

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サティ:犬のための本当にぶよぶよした前奏曲

英語表記/番号出版情報
サティ:犬のための本当にぶよぶよした前奏曲Veritables Preludes flasques(pour un chien)作曲年1912年  出版年1912年  初版出版地/出版社: Demets 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 きびしいいましめ "Severe reprimande"1分00 No Image
2 家でただ一人  "Seul a la maison"1分00 No Image
3 遊びましょう "On joue"1分00 No Image

作品解説

2007年10月 執筆者: 樋口 愛

前作の《犬のためのぶよぶよした前奏曲》がデュラン出版社から拒否され一ヶ月後に改めて、3曲構成で題に(本物の)をつけられたこの曲を作曲した
厳しいましめ題され第一曲は、書式トッカータ風に書かれているバロック様式取り入れたであろうか。右手8分音符四つかたまり続き左手低音部はオルガン響きのような長い音価によってできている。右手の細かい動き低音部が支えているようである。この曲中には『あたえよ、同じく説得せよ、湿らせて、肉付き良い儀式張って教育者のごとく』と指示されている。 
「家でただ一人」と題され第二曲は、左手8分音符六つかたまり続き右手悲しげ旋律がのる。ところどころにある、右手休符孤独空間をますます感じさせている。二声対位法書法によって書かれている一曲めとはことなり内向的な雰囲気になっている。曲中の指示には『さらに明るく実質的に注意深く』とつけられている。
お遊び題された題三曲めは、右手五度四度進行連続書かれている書法は、17世紀フランス舞曲であったブーレ用いたではないか。曲中の指示は『ほんのわずか、覆われた、模倣の、思いがけず隔てて』とつけられている。
彼の創作期作風として1912年ユーモア時代であるが、この作品初期バロック様式用いた時期作風融合されている。




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