熱力学的なポテンシャル、力、流れとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 熱力学的なポテンシャル、力、流れの意味・解説 

熱力学的なポテンシャル、力、流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 02:06 UTC 版)

オンサーガーの相反定理」の記事における「熱力学的なポテンシャル、力、流れ」の解説

最も基本的な熱力学的ポテンシャル内部エネルギーである。流体系では、エネルギー密度 u は次のように物質密度 r とエントロピー密度 s に依存するd u = T d s + m d r . {\displaystyle \mathrm {d} u=T\mathrm {d} s+m\mathrm {d} r\,.} ここで T は温度、 m は圧力化学ポテンシャル合わせたのである。これは次のように書き直せる: d s = 1 T d um T d r . {\displaystyle \mathrm {d} s={\frac {1}{T}}\mathrm {d} u-{\frac {m}{T}}\mathrm {d} r\,.} 示量性状態量である u および r は保存され次の連続方程式満たす: ∂ t u + ∇ ⋅ J u = 0 , {\displaystyle \partial _{t}u+\nabla \cdot \mathbf {J} _{u}=0\,,} および ∂ t r + ∇ ⋅ J r = 0 . {\displaystyle \partial _{t}r+\nabla \cdot \mathbf {J} _{r}=0\,.} ただし ∂ t {\displaystyle \partial _{t}} は時間 t に関する偏微分、 ∇ ⋅ J {\displaystyle \nabla \cdot \mathbf {J} } はベクトル J の発散を表す。変数 u および r の勾配、すなわち 1/T および −m/T は熱力学的な力であり、それぞれ対応する示量性変数流れ起こす物質流れない場合J u = k ∇ 1 T {\displaystyle \mathbf {J} _{u}=k\,\nabla {\frac {1}{T}}} で、熱の流れない場合J r = − k ′ ∇ m T {\displaystyle \mathbf {J} _{r}=-k'\,\nabla {\frac {m}{T}}} となる(k とk'定数)。ただしここでは ∇ A {\displaystyle \nabla A} はスカラー量 A の勾配を表す。

※この「熱力学的なポテンシャル、力、流れ」の解説は、「オンサーガーの相反定理」の解説の一部です。
「熱力学的なポテンシャル、力、流れ」を含む「オンサーガーの相反定理」の記事については、「オンサーガーの相反定理」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「熱力学的なポテンシャル、力、流れ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「熱力学的なポテンシャル、力、流れ」の関連用語

熱力学的なポテンシャル、力、流れのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



熱力学的なポテンシャル、力、流れのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのオンサーガーの相反定理 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS