清国海軍
清国海軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 17:12 UTC 版)
戦艦「定遠」 本編2巻に登場した、実在した軍艦。清国海軍旗艦で、当時の東アジアでは数少ない戦艦。排水量7300トンを誇る巨体と30サンチの主砲を持つ、文字通り「黒鋼の城」であった。黄海海戦に参加。丁汝昌提督が乗っていたが、主砲の初斉射時に提督が滑って転んで昏倒して指揮不可能状態になっていた。 戦艦「鎮遠」 本編2巻に登場した、実在した軍艦。定遠と同じく当時の東アジア最大級の軍艦で、鉄壁の防御力・耐久性を誇る。 しかし長崎事件(本編に描写なし)に見られるように乗組員の士気は極めて低く、特に大砲に下着をかけて干しているさまを見た東郷平八郎は「これなら勝てる。仏作って魂入れずとはまさにこのこと」と狂喜したという。 輸送船「高陞」 清国によってチャーターされた英国籍の民間船。清国兵を満載して航行中に東郷平八郎艦長率いる「浪速」と邂逅、停戦と臨検を求められるが清国兵に拒絶され逃亡を図るが浪速に撃沈される(豊島沖海戦#高陞号事件を参照のこと)。なお、史実での船名は正確には「高陞号」である。 ただし東郷艦長は英国留学を通じて国際法に深く通じており、あくまで国際法で許される範囲の行動しかとっていない。事件の一報が伝わった当時は日本非難の声が上がったが、詳細が伝わるにつれ非難の声も沈静化し、国際法の権威が「日本の行動に国際法違反は全くない」と公表するに至り、日本非難は清国非難へと変わっていった。
※この「清国海軍」の解説は、「宇宙一の無責任男」の解説の一部です。
「清国海軍」を含む「宇宙一の無責任男」の記事については、「宇宙一の無責任男」の概要を参照ください。
- 清国海軍のページへのリンク