消毒の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 05:58 UTC 版)
手洗い 手洗いは要求される清浄度に応じ、外出先から帰宅した場合などにおいて汚れの除去を目的とする日常手洗い、学校給食の調理現場などにおいて環境から付着した病原菌を取り除くことを目的とする衛生的手洗い、外科手術の手術時手洗いとに分けられる。衛生的手洗いにおいては、石鹸と流水による手洗いに加え、爪ブラシやアルコールなどを使用した消毒が必要となる。さらに手術時手洗いの場合には、皮膚固有の常在細菌や深層の常在細菌についてもなるべく少なくするよう厳密な手洗いが行われる。 手指の消毒 手指が汚染されたとき、感染力の強い病原菌などが確認されているとき。 うがい うがい液には消毒作用のあるものと、消毒作用はないが炎症を抑える効果があるものなどがある。 皮膚の消毒 原液のまま使用するものと希釈して使用するものがある。創傷の消毒に関しては、「昔からしているから」以外に行う理由は無いとする意見がある。「なぜ消毒するのか」についてその理由まで普通の医師は考えていないとされる。消毒を避けた方がきれいに治癒できたとする結果がある。 なお、日本薬剤師会「消毒の知識」(2018年)は、創傷には消毒が必要なケースとそうでないケースがあるとし、原則として医師の指示に従うべきとしている。 器具の消毒 調理器具(まな板や包丁など)では摂氏80度5分間以上又はこれと同等の殺菌方法、ふきんあるいはタオルなどでは摂氏100度5分以上又はこれと同等の殺菌方法が効果的であるとされている。 食器の消毒 製品に合わせて、熱湯による消毒、消毒剤(医薬品)による消毒、漂白剤(雑貨品)による除菌を行う。 室内の消毒 生活環境や床等の汚染の状況などに合わせて、消毒剤(医薬品)による消毒、漂白剤(雑貨品)による除菌を行う。
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