水タンク事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:39 UTC 版)
「1984年のF1世界選手権」の記事における「水タンク事件」の解説
アメリカ東GP後の車検で、ティレルのマシン(ティレル 012)の水タンクから微量の炭化水素が検出された。これがエンジンの違法な出力アップに関係していたとして、シーズン終盤にレギュレーション違反との判定が下された。これによって、このシーズンのティレルチームと所属ドライバー、ステファン・ベロフとマーティン・ブランドル、ステファン・ヨハンソンの全ての記録・ポイントが剥奪された。
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水タンク事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:48 UTC 版)
「1982年のF1世界選手権」の記事における「水タンク事件」の解説
ノンターボエンジンで戦うチームは、パワフルなターボエンジンを有するチームに対抗するため、マシンの軽量化を図ろうとした。 第2戦ブラジルグランプリにおいて、DFVエンジンを積むマクラーレン、ウィリアムズ、ブラバムの3チームは、約20〜30リットルの水タンクを積んで出場した。走りだすとこれをブレーキ冷却用に使用し、コース上にまき散らす。これで約20〜30キログラム車が軽くなり、レースが終わってから水を補給することで、車検で最低重量の規定をクリアできる。しかしこの作戦を使用し1位でゴールしたピケと2位のロズベルグに対し、レース後にこの水タンクが車両規則に違反するのではと抗議が出され、結果2人は失格となり3位でゴールしたプロストが繰り上げ優勝という裁定が下された。もっとも次戦アメリカ西グランプリでは、軽量化のメリットをねらってターボエンジンを使用するルノーもこの水タンクを装着していた。 事件の背景には、FISAとFOCAとの対立があるとされる。裁定に不満を持ったFOCA側チームは、第4戦サンマリノグランプリをボイコットする。
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水タンク事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 06:37 UTC 版)
1984年のアメリカ東GP後の車検で、ティレルのマシン(012)の水タンクから鉛などとともに微量の炭化水素が検出された。 これらのことよりレギュレーション違反を問われた。ティレルは控訴し出走を継続したが、第13戦オランダGP終了時点で裁判所から控訴棄却の裁定が下り、これによって、このシーズンのティレルチームと、所属ドライバーステファン・ベロフとマーティン・ブランドル、ステファン・ヨハンソンの、ティレルから出走した記録・ポイントが全て剥奪され、第14戦イタリアGP以降の残り3戦を出走除外となった。この事件は「水タンク事件」と呼ばれる。
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