欧州各国で柔道指導とは? わかりやすく解説

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欧州各国で柔道指導

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:36 UTC 版)

安部一郎」の記事における「欧州各国で柔道指導」の解説

最初に安倍赴いたフランス南部の街・トゥールーズ修道館倶楽部道場ではラッセル三兄弟指導をしており、その三男が小泉軍治指導受けた関係で講道館柔道が行われていたが、それでも技は「掛け」に重点置かれていて「崩し」と「作り」が疎かになっていたので、安部はここで柔道技法正し理論叩き込んだまた、当時欧州では審判それぞれの国の言語でやっていたが、安部は「日本生まれ文化である柔道は、日本語で行うのが当然」との信念から、正し技術の伝承同時に正し日本語使用徹底した2年間のフランス柔道指導後はベルギーナショナル連盟からの熱心な勧誘を受け、安部1953年12月よりベルギー柔道協会技術理事として現場指導一手任された。当初ベルギーでも川石式柔道根付いていたが、安部指導計画作成して体制整え、技の理屈精力的に指導し同地では1年経たないうちに講道館柔道主流となっていったという。その後安部1955年より欧州柔道連盟技術顧問を、1960年1月よりベルギー体育スポーツ協会所属のナショナルコーチを任ぜられ、ブリュッセル拠点にしつつも請われるまま欧州各国柔道講習会開催するなどした。 同じく欧州柔道指導行っていた平野時男や、当時国柔道連盟テクニカル顧問であった川村禎三らの協力の元、欧州各国では「崩し」「作り」「掛け」という講道館理論根本から指導し技名日本語統一。またバラバラだった審判技術も、前述通り各国言語審判行っていた状況改善から着手した欧州柔道現在のように日本始め世界各国対等に試合審判ができるレベル確立するまでには実に10年上の歳月要しており、これを成し得たのは安部理路整然とした丁寧な理論解説情熱的な指導、そして何より欧州柔道家達を魅了したその人柄に他ならないが、当の安部は「(欧州各国は)今と違い日本学ぼうという姿勢があったため、反発もなく素直に受け入れられた」「道場自然に日本語出てくるようになったのは各国柔道連盟努力結果」と謙遜する

※この「欧州各国で柔道指導」の解説は、「安部一郎」の解説の一部です。
「欧州各国で柔道指導」を含む「安部一郎」の記事については、「安部一郎」の概要を参照ください。

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