かくじき‐きょうめい【核磁気共鳴】
核磁気共鳴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/13 07:11 UTC 版)
核磁気共鳴(かくじききょうめい、英: nuclear magnetic resonance、NMR) は外部静磁場に置かれた原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用する現象である。
- ^ 藤原 鎮男「核磁気共鳴の科学への応用」『高分子』第6巻第6号、1957年、 302-306頁、 doi:10.1295/kobunshi.6.302。
- ^ Rabi, I. I.; Zacharias, J. R.; Millman, S.; Kusch, P. (1938). “A New Method of Measuring Nuclear Magnetic Moment”. Physical Review 53: 318. Bibcode: 1938PhRv...53..318R. doi:10.1103/PhysRev.53.318.
- ^ Kellogg, J. M. B.; Rabi, I. I.; Ramsey, N. F. Jr.; Zacharias, J. R. (October 1939). “The Magnetic Moment of the Proton and the Deuteron. The Radiofrequency Spectrum of 2H in Various Magnetic Fields”. Physical Review 56: 728–743. Bibcode: 1939PhRv...56..728K. doi:10.1103/PhysRev.56.728.
- ^ アメリカ合衆国特許第 2,561,490号
- ^ 村川「電子の自己エネルギーに関連した分光学の問題」『日本物理学会誌』第3巻9-12月号、1948年、 1645頁。
- ^ 宮嶋龍興、福田信之「磁気共鳴による精密測定-素粒子論の発展におけるその意義について」『日本物理学会誌』第4巻1月号、1949年、 39頁。
- ^ 渡瀬 讓、小田 稔「マイクロウエーブ」『日本物理学会誌』第4巻3号 (3-6月号)、1949年、 932頁。
- ^ 磁気共鳴の夜明け
- ^ 我が国初のNMR分光器
- ^ 『電通大学報』第3巻、電気通信大学。
- ^ Ryogo Kubo; Kazuhisa Tomita (1954-6-26). “A General Theory of Magnetic Resonance Absorption” (English). Journal of the Physical Society of Japan (日本物理学会) 1954 (9): 888-919. doi:10.1143/JPSJ.9.888.
- ^ アメリカ合衆国特許第 3,287,629号
- 1 核磁気共鳴とは
- 2 核磁気共鳴の概要
- 3 核磁気共鳴分光法
- 4 出典
- 5 外部リンク
核磁気共鳴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 14:36 UTC 版)
NMRスペクトルでは、アルカンに限らず、メチル基のプロトンは δ 0.7–1.3 に、飽和第二級炭素のプロトンはδ 1.2–1.6に、飽和第三級炭素のプロトンはδ 1.4–1.8にピークを与える。炭素13の共鳴はついている水素原子の数によって変化し、メチルは δ 0–30、メチレンは δ 15–55、メチンは δ 25–55である。4級炭素はオーバーハウザー効果の影響をあまり受けないため、プロトンをデカップリングした13C NMRスペクトルでは特にピークが小さくなる。通常の測定条件ではピークが見つけられないこともある。
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核磁気共鳴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 07:07 UTC 版)
窒素15の主な用途として、核磁気共鳴分光法における観測核としての用途がある。窒素の同位体として天然に最も多く存在している窒素14はスピンが1であるため四極子相互作用があり、そのため高分解能なスペクトルが得にくい。一方窒素15はスピンが-1/2で四極子相互作用がなく、高分解能なスペクトルが得られる。そのため多くの場合窒素の測定を行う場合は窒素15を観測する。
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