株価PKO(かぶかPKO)
国連平和維持活動 (PKO) をもじったものである。価格維持操作とも言う。株価維持のため、政府が株式市場に介入することを指す。株価が下がってきたとき、公的資金を使って株式を購入する。公的資金とは、郵便貯金、簡易保険、国民・厚生年金などの運用資金のことである。
PKOは、もともと1992年の総合経済対策が始まりである。この対策の中で「公的資金を株式に運用する」場合の規制が緩和された。これにより、公的資金を信託銀行に委託して、株式購入に振り向けることができるようになった。
1992年以降、PKOは複数回行われたと見られている。また最近では、1998年3月末に自民党が「1兆円規模のPKO」を発表し、話題になった。これは、当時の株価安に対し、従来にない大型規模でPKOを実施しようとしたものである。
結果的には、相場を大きく左右する規模の市場介入は行われず、PKOによって株価が急上昇することはなかった。この例に限らず、PKOでは「不自然な介入がかえって市場に悪影響を与える」という見方もある。
(2000.12.07更新)
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