朝鮮半島での衝突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/20 09:38 UTC 版)
「作戦計画5027」の記事における「朝鮮半島での衝突」の解説
朝鮮半島での衝突において最も恐れられる事は、韓国の首都であるソウルへの爆撃である。知っての通りソウルは世界有数の都市(英語版)であり、しかもソウルを中心に40マイル圏内に韓国の人口の約40パーセント弱が集住している。朝鮮人民軍が持つ1万2000以上もの自走砲兵力と牽引式火器の兵器体系を持ってすれば、たとえそれらが時代遅れかつ射程が限られていたとしても、彼らは「毎時50万発もの砲弾を米韓連合軍司令部下の防衛部隊に向け数時間に渡って浴びせ続ける」ことが可能であるとされる(2010年に発生した延坪島砲撃戦はそれよりも砲撃規模は小さかったが、図らずとも北朝鮮の軍事力を見せ付けるものとなった)。DMZ(軍事境界線)を越えるかソウルに向けて攻撃する為、核兵器・化学・生物兵器弾頭を用いた短射程攻撃が敢行される可能性もある。仮にこの攻撃が行われた場合、初め数千人単位での犠牲者が発生する可能性がある。 しかしながら朝鮮人民軍がどの程度南侵できるか、または韓国軍・アメリカ軍に対して長期の攻勢を維持できるか否か、とりわけ両軍に比べて空軍・海軍戦力の劣勢が伝えられる中で朝鮮人民軍が如何程の力を発揮できるかかなりの争点がある。米韓連合軍の作戦計画では、北朝鮮がソウル付近の確固たる陣地を確保する事またはDMZ(軍事境界線)伝いに破壊活動を行う事が成功するものとは想定されていない。
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