最年少記録でのタイトル挑戦への期待(2019年度)
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「藤井聡太」の記事における「最年少記録でのタイトル挑戦への期待(2019年度)」の解説
最年少記録でのタイトル挑戦への期限が近づく中で、藤井のタイトル戦への注目が集まり最年少記録への条件などについて報道されるようになった。 第32期竜王戦では2019年4月24日の4組ランキング戦準決勝で高見泰地に勝利して3組への昇級が確定し、初参加(第30期)からの3期連続昇級を達成した。続く5月31日の4組ランキング戦決勝で菅井竜也に勝ち、4組優勝。竜王戦ランキング戦における3期連続優勝を果たしたのは、木村一基と永瀬拓矢に続く3人目である。決勝トーナメント準々決勝で豊島将之に敗れたことで、最年少記録でのタイトル挑戦の可能戦があるのは王将戦、叡王戦、そして来年度の棋聖戦のみとなった。その後、叡王戦は8月29日の七段予選2回戦で村山慈明に敗れて挑戦を逃した。 第69期王将戦では初の挑戦者決定リーグ入りを果たした。11月19日の最終局一斉対局を4勝1敗で迎え、同じく4勝1敗の広瀬章人との対局は勝者がタイトル挑戦となる直接対決になった。一時は藤井勝勢となったが、秒読みの中で自玉の詰みを見落し頓死して敗れ、タイトル初挑戦を逸した。史上最年少タイトル挑戦が期待された広瀬戦では対局前から約50人の報道陣が集まり、急きょ代表撮影に切り替えられるなど大きな話題になった。 第78期順位戦C級1組では、開幕から8連勝して迎えた2020年2月4日の9回戦で高野秀行に勝利して成績を9勝0敗とし、最終局を待たずに上位2名の昇級枠に入ることが確定し、B級2組への昇級を決めた。
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