日本国内の宅配ピザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:20 UTC 版)
日本でも、このような業務形態が定着し、宅配ピザと呼ばれるようになった。まず1985年(昭和60年)9月30日に東京都渋谷区恵比寿でドミノ・ピザが日本初の宅配ピザ店としてオープンしたのを皮切りに、チェーン店方式の宅配ピザ店が大量出店し、自宅で気軽にピザを食べられるようになった。かつてドミノ・ピザでは注文後、30分以内に配達先に到着出来なければピザ1枚につき700円を返金するという配達時間の約束があったが、「30分以内」を厳守しようとする配達員の無理な運転による交通事故の可能性、住宅事情の変化から30分以内に配達できない実例などが増加などから、現在は実施されていない。 2012年(平成24年)、関東圏すべてのチェーン店で前出の30分以内配達ルールは(ドミノ・ピザでは遅配した際は天候や交通事情等に関わらず、無条件で次回以降利用できる500円割引チケットを配布していた。これを目的として土日・荒天日にオーダーする顧客も多かったとのこと)、主に東京都多摩東部の住宅街を中心に配達員の道路交通法に違反する運転が警察当局・地元自治体・議会などで問題となり、特に周知のないまま8月には完全に消滅した。 2000年(平成12年)頃から、一部の店ではインターネットでも注文を受け付けるようになった。 2012年(平成24年)11月現在、各業者とも自社サイトとともに提携総合インターネットサイトにて「ダブルでポイントがたまる」といった電話不要のユーザーにとってありがたい手法で競争している。ただし、宅配業界もピザ以外の分野の業者が配達エリアの拡大、各種キャンペーンの展開、営業日時の柔軟化などで対抗してきている。店舗によっては固定客に対してサイドメニューやドリンクのサービスを行っている。ネットからの宅配ピザの注文も可能拡大し、NTTドコモが運営するdデリバリーなどスマートフォン等からも簡単に予約が可能になった。また配達者に対するチップなどの習慣は、日本国内においては一般的とされていない。 2013年以降では無人航空機を使用してピザを配達するサービスが登場、ないし実証実験が行われている。ロシアでは2014年にドローンでピザを宅配するサービスが開始された。 近年では人件費がかかる分割高になる宅配ではなく、店舗から持ち帰る方式が主流になりつつあり、各チェーン店も割引競争が激化している。 日本国内の主な主要チェーン ストロベリーコーンズ(1983年創業。1986年11月、宮城県仙台市に1号店。日本資本) ドミノ・ピザ(1985年9月、東京都渋谷区恵比寿に日本1号店) シカゴピザファクトリー(1986年10月、東京都渋谷区に1号店) ピザ・カリフォルニア(1986年11月創業) ピザーラ(1987年4月、東京都豊島区目白に1号店。日本資本) アオキーズ・ピザ(1987年、愛知県名古屋市に1号店。東海地方のみ。日本資本) ピザハット(1991年5月、日本KFCがピザハット事業部を新設し展開開始) ピザヨッカー ピザ・ロイヤルハット(1989年9月創業。岐阜、兵庫、岡山、広島、[[四国]4県に展開) シェーキーズ ナポリの窯(ストロベリーコーンズが運営) ピザリトルパーティ テン.フォー Pizza Salvatore Cuomo ピザクック ピザ・ウイリー ピザ・ダーノ ピザポケット
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