方法詩とは? わかりやすく解説

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方法詩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 04:45 UTC 版)

方法詩(ほうほうし)は、新たな型を自ら提案し、その型に即して詩作するという行き方をさす。篠原資明が詩集『サイ遊記』(1992年)により提案・実践したものを嚆矢とする。篠原によれば、詩作のタイプは三つに分けられる。定型詩と偶成詩と方法詩である。伝統的な定型からの自由を謳歌するあまり、現代詩は、行き当たりばったりの言葉の羅列に堕してしまった。自由詩というところを、あえて偶成詩と呼ぶのは、そのためである。定型詩でも偶成詩でもない、第三の道、それが方法詩なのである。なお、超絶短詩という詩型もまた、方法詩の一種である。




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方法詩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 09:23 UTC 版)

篠原資明」の記事における「方法詩」の解説

方法詩とは、新たな型を自ら提案し、その型に即して詩作するというものである超絶短詩という詩型も方法詩の一種である。超絶短詩とは、ひとつの語句を、擬音語・擬態語を含む広義間投詞と、別の語句とに分解するというもので、たとえば、「嵐」という詩篇は、「あら 詩」となる。分解されたあとの語句が、間投詞以外はひとまとまり語句なければならないという点で、明らかにぎなた読みとは区別される。なぜなら、「ぎなた」は意味ある語句とはいえないからである。なお、既刊詩集には、方法詩以前ないしは以外のものも含まれる。 『さい遊記』1989年思潮社サイ遊記』1992年思潮社わるびれ1994年思潮社 『滝の書』1995年思潮社 超絶短詩集『物騒ぎ』1996年七月超絶短詩集『もの』1996年七月堂 『平安にしずく』1997年思潮社 超絶短詩集『数寄1998年七月超絶短詩集『摘み分け源氏1999年七月堂 『愛のかたち2001年七月超絶短詩集『玉枝折り2002年七月超絶短詩集『百人一滝』2003年七月堂 『崩楽』2004年私家版 超絶短詩マンダラ『仏笑』2005年私家版 超絶短詩集『星しぶき』2007年七月堂 『ほう賽句集2008年七月詩集『空うみのあいだ』2009年思潮社 超絶短詩集『一』2013年私家版ポスター詩集超絶短詩集『京の空には蕪村星』2015年私家版ポスター詩集) 『2015年七月超絶短詩集『吉田山百人一晶』(編著2016年七月

※この「方法詩」の解説は、「篠原資明」の解説の一部です。
「方法詩」を含む「篠原資明」の記事については、「篠原資明」の概要を参照ください。

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