指笛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 04:35 UTC 版)
指をくわえることにより、口笛より大きな音を出すことも可能。これも口笛と称される場合もあるが、口唇だけで音を発する場合と区別して指笛(ゆびぶえ)と呼ばれることもある。 吹き方は一般的に2通りあり、片手の人差指と親指、中指と親指を口の中に咥えるものと両手の人差し指と中指、計4本を咥えるものがある。他にも両手の小指を咥える、人差し指の関節をコの字に曲げて咥えるなど2方から指が入ればどのような指の組み合わせでも音を発することが可能である。前者の方が大きな音を出すことが容易で、人や犬などへのコミュニケーション手段として用いられることが多い。 指笛の奏者としては田村大三(故人)、彼の三女でメミ・グレース(松島恵)、また大學眼鏡研究所所長の高橋 義郎(故人)がいる。練馬に田村大三の日本指笛協会Ⓡ中村倫二の楽友会、半蔵門に高橋 義郎の指笛音楽会、千葉市に峰村純夫の指笛の会があるが、すべて人差し指をL型(鍵型)に曲げて深く口に入れる沖縄式指笛の吹き方である。この方法は舌の下側の空洞に空気が入り渦まくカルマン渦により発音するというが難しい。これに対して親指と中指で閉じない輪またはU字型を作り指先を口角に触れて吹くU型指笛はやさしく指笛難民お助け隊の樋口が発音の図解を公開しているが、発音のメカニズムはヘルムホルツ共鳴によるものと思われる。
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