弩とは? わかりやすく解説

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おお‐ゆみ〔おほ‐〕【大弓/×弩】

読み方:おおゆみ

大きな弓。昔、石をはじき飛ばした大形の弓。弩弓(どきゅう)。石弓(いしゆみ)。〈和名抄


ど【×弩】

読み方:ど

[音]ド(漢) [訓]いしゆみ

機械じかけで石や矢を発射する強力な弓。石弓大弓。「強弩

1906年イギリス建造した力戦ドレッドノートの「ド」の音訳。「弩級艦超弩級


ど【×弩】


いし‐ゆみ【石弓/×弩】

読み方:いしゆみ

古代の武器の一。

木などの弾力利用して石をはじくようにした武器いしはじき

ばね仕掛け大矢発射する大型の弓。弩(ど)。弩弓

城壁・がけの上に石をくくりつけておき、その綱を切り、石を落として敵を圧殺する仕掛けいしおとし

「岡には大石並べて—をはる」〈盛衰記・九〉

ぱちんこ1」に同じ。


読み方:オオユミ(ooyumi), イシユミ(ishiyumi)

古代弓具

別名 手弩、弓弩、弩機


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/06 16:34 UTC 版)

(ど、いしゆみ、おおゆみ)は、東アジア、特に中国において古代から近世にかけて使われた、クロスボウと同類の射撃用の武器の一種。平安時代の辞書『和名類聚抄』には於保由美(おおゆみ)という字が見られる[1]


  1. ^ この他の出土事例としては、伊治城跡から青銅製の「機」(発射装置)が出土しており、「伊治君呰麻呂の乱」(780年)において使用されたものとみられる(蝦夷戦で実際に使用された物的証拠の例とされる)。文献上では、『日本書紀』(7世紀の壬申の乱)、『三代実録』等に使用されたことがうかがえる記述がある。
  2. ^ ただし、例外はあり、一部で研究はされていた。例えば、久米流砲術(保存会)内に装填連射式の弩(連弩)が伝えられている。
  3. ^ 元来、武家は敵を己の実力で討ち取ることを誇りとしたため、毒矢は武士道に反した。アマッポにはトリカブトの毒が使われる。
  1. ^ a b 大日方, 克己「日本古代における弩と弩師」、島根大学法文学部、2014年3月26日、doi:10.24568/28609 
  2. ^ 兵馬俑坑から弩が発見、射程距離はAK-47の2倍か”. spc.jst.go.jp. 2022年9月16日閲覧。
  3. ^ a b c d テンプル(2008)pp.370-380
  4. ^ 金文京 『中国の歴史 A History of China 04 後漢三国時代 三国志の世界』 講談社 2005年 ISBN 4-06-274054-0 p.306.
  5. ^ 篠田(1992)pp.120-125
  6. ^ アイヌ自製品の研究―仕掛け弓・罠」『東京大学文学部考古学研究室研究紀要』第14巻、27-74頁、1996年6月28日。doi:10.15083/00029582ISSN 0287-3850NAID 110004728038https://doi.org/10.15083/000295822022年2月5日閲覧 
  7. ^ アイヌの民族考古学 P.27-39
  8. ^ 瀬野精一郎、佐伯弘次、小宮木代良、新川登亀男『長崎県の歴史(県史42)』山川出版社、1998年9月30日。ISBN 978-4634324206
  9. ^ 川尻秋生「日本の歴史|平安時代 揺れ動く貴族社会」小学館2008,294頁
  10. ^ 続日本紀卷第廿四 天平宝字六年四月辛未条


「弩」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 04:00 UTC 版)

七国象棋」の記事における「弩」の解説

縦横斜めに5路まで進める。駒を飛び越えることはできない。 ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ○ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ○ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ○ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ○ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ○ ┼ ┼ ┼ ┼ ○

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弩(ど)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:19 UTC 版)

弓矢」の記事における「弩(ど)」の解説

中国のもので機械弓である。大弓たいきゅう)とも記述するが、日本大弓おおゆみ)とは意味も構造も違う物で、構造はむしろ西洋クロスボウとほとんど同じであり、同一性指摘されている。

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弩(ボウガン、クロスボウ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:04 UTC 版)

MicMacオンライン」の記事における「弩(ボウガンクロスボウ)」の解説

メインソウェル集中のソウェル系両手。主に#アーチャー系用。速く命中率は高いが、威力(発動率)が小さく射程距離が短い。スキル倍率が高い。通常攻撃には弩用の矢が必要。スキル攻撃には矢は不要

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 04:53 UTC 版)

巡り廻る。」の記事における「弩」の解説

中列からの攻撃を得意とする武器。罠の設置回復といった補助的なスキル揃っている

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 03:19 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. ド、いしゆみおおゆみ横倒しにした弓に弦を張って矢を引き金放つクロスボウ似た武器

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