小紫【コムラサキ】(食用作物)
登録番号 | 第11841号 | |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 小紫 よみ:コムラサキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 秋田県 | |
品種登録者の住所 | 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 嶽石進、畠山俊彦、山本寅雄、児玉徹、眞崎聡、加藤武光、松本眞一、島貫和夫、池田直美、川本朋彦、京谷薫、田口光雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「東北糯149号」に「たつこもち」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県河辺郡雄和町)における成熟期は早生の晩、葉に紫色を呈し、玄米果皮が暗紫色の水稲、糯種である。草型は偏穂重、稈長は短、稈の細太、剛柔及び止葉の直立の程度は中、葉身の色の葉縁紫、葉鞘の色は紫痕である。穂長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は紫、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少はやや少、芒長は短、芒色は紫である。玄米の形はやや細長、大小はやや小、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期は早生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数はやや短、障害型耐冷性はやや強、穂発芽性は極難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重は小、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、k、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。「朝紫」と比較して、稈長が短いこと、障害型耐冷性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、kであること等で、「たつこもち」と比較して、ふ先色及び芒色が紫であること、玄米の粒色が紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に秋田県農業試験場(秋田市、現河辺郡雄和町)において、「東北糯149号」に「たつこもち」を交配し、雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「むらさきおとめ」であった。 |
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