電王戦
将棋電王戦
将棋電王戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 07:36 UTC 版)
詳細は「将棋電王戦」を参照 清水市代とコンピュータソフトのあから2010が対局し、あから2010が勝利したことを受け、日本将棋連盟会長(当時)米長邦雄が「引退棋士の代表」としてコンピュータ将棋と対局。また、同時に定期的にプロ棋士とコンピュータソフトが対局する「電王戦」が開催されることが発表された。 2012年1月14日に行われた第1回将棋電王戦では、米長とボンクラーズの本対局が将棋会館で行なわれ、113手で先手のボンクラーズが勝利した。 2013年の3月から4月にかけて行われた第2回将棋電王戦はプロ棋士5名と2012年世界コンピュータ将棋選手権の上位5ソフトとの団体戦として行われ、プロ棋士側の1勝3敗1分(持将棋)に終わった。第2局では正式ルールで行われた現役のプロ棋士戦で初めてコンピュータが勝利した。 2014年の3月から4月にかけて行われた第3回将棋電王戦は、プロ棋士5名と2013年の第1回将棋電王トーナメントの上位5ソフトとの団体戦として行われ、プロ棋士側の1勝4敗に終わった。 2015年の3月から4月にかけて行われた将棋電王戦FINALは、プロ棋士5名と2014年の第2回将棋電王トーナメントの上位5ソフトとの団体戦として行われ、プロ棋士側が3勝2敗と初めて勝ち越した。 2016年の4月から5月にかけて行われた第1期電王戦からは装いを一新。前年に新設された叡王戦を勝ち上がったプロ棋士代表と2015年の第3回将棋電王トーナメントを勝ち上がったコンピュータ代表による二番勝負として行われ、プロ棋士側の2戦全敗に終わった。 電王戦は、2017年の4月から5月にかけて行われた第2期電王戦をもって終了した。終了の理由について川上量生は「人間とコンピュータが同じルールで真剣勝負をするという歴史的役割は終わった」としている。第2期電王戦は、2016年の第2期叡王戦を勝ち上がったプロ棋士代表と第4回将棋電王トーナメントを勝ち上がったコンピュータ代表による二番勝負として行われ、プロ棋士側の2戦両敗に終わった。
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