富士山本宮浅間大社とは? わかりやすく解説

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ふじさんほんぐう‐せんげんたいしゃ【富士山本宮浅間大社】

読み方:ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ

浅間神社(せんげんじんじゃ)の正称


富士山本宮浅間大社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 06:36 UTC 版)

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、静岡県富士宮市にある神社式内社名神大社)、駿河国一宮旧社格官幣大社で、神社本庁別表神社社家富士氏浅間神社の総本社である。


注釈

  1. ^ 『臥雲日件録』の寛正6年6月18日の条に「日本所謂三大宮司」とあり、他に厳島神主家・熱田大宮司家(千秋氏)が数えられた。
  2. ^ ほか「本宮浅間」「富士本宮」「富士大宮」など。
  3. ^ 富士市立博物館編、『富士山信仰と富士塚』P7に一部掲載。
  4. ^ 論社は浅間神社山梨県笛吹市)、河口浅間神社(山梨県南都留郡富士河口湖町)、一宮浅間神社(山梨県西八代郡市川三郷町)の三社。比定の議論は「浅間神社#甲斐国」参照。
  5. ^ 文書の初見としては天正元年12月17日「武田家朱印状」、(『戦国遺文武田氏編第3巻』2238号文書)。
  6. ^ 日頃から大鳥居の復活を望む強い要望があったことから、場所を富士宮駅前から500mほど西の神田川沿いに移動し高さ16mの大鳥居が再建された。
  7. ^ 富士市立博物館編『富士山信仰と富士塚』P16にカラー版に掲載。
  8. ^ 第七次南極観測船ふじ」の乗り組み員で、地元富士宮市出身の赤池稔によって奉納された南極の石。歴代の南極観測船「宗谷」・「ふじ」・「しらせ」に神棚が設けられており、浅間大社の参拝・祈祷を受けている。
  9. ^ 『富士北口記録』のような甲斐国側の記録にも「表大日・大宮浅間神社奥宮」とある。
  10. ^ 8合目以上は約400万m2であり、そのうち登山道や旧富士山測候所などを除くことによる。
  11. ^ 記帳は午前4時頃から午後5時頃。
  12. ^ 「卅二二年」は「34年」の意。刀剣の銘字では「死」と音通する「四」字を避けて「二二」と表記する。

原典

  1. ^ 『吾妻鏡』承久元年(1219年)3月26日条
  2. ^ 『日本文徳天皇実録』仁寿3年7月5日条(浅間神社<神道・神社史料集成>)。
  3. ^ 『日本文徳天皇実録』仁寿3年7月13日条(浅間神社<神道・神社史料集成>)。
  4. ^ 『日本三代実録』貞観元年正月27日条(浅間神社<神道・神社史料集成>)。
  5. ^ 『日本三代実録』貞観6年8月5日条(浅間神社<神道・神社史料集成>)。
  6. ^ 『日本三代実録』貞観7年12月9日条(浅間神社<神道・神社史料集成>)。
  7. ^ 建武元年(1334年)9月「後醍醐天皇論旨」(『南北朝遺文 関東編 第1巻』141号文書)
  8. ^ 『吾妻鏡』貞応2年(1223)6月20日条
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  10. ^ 建武2年9月24日「足利尊氏寄進状」(『南北朝遺文 関東編 第1巻』289号文書)
  11. ^ 建武2年11月10日「足利直義寄進状」(『南北朝遺文 関東編 第1巻』329号文書)
  12. ^ 康安2年1月11日「今川範氏書下」(『南北朝遺文 関東編 第4巻』2989号文書)
  13. ^ 応永7年11月18日「今川法高(泰範)寄進状」(『室町遺文 関東編 第1巻』680号文書)
  14. ^ 元亀元年(1570年)4月23日「武田信玄願文」(『戦国遺文武田氏編 第3巻』1544号文書
  15. ^ 「豊臣秀吉朱印状寫」、天正18年12月(『浅間文書纂』P139)
  16. ^ 元亀3年5月15日「武田家朱印状」(『戦国遺文武田氏編第3巻』1879号)
  17. ^ 天文20年2月10日「今川義元判物」(『戦国遺文今川氏編第2巻』997号)
  18. ^ 天文21年1月23日「今川義元判物写」(『戦国遺文今川氏編第2巻』1066号)
  19. ^ 天文21年1月23日「今川義元判物写」(『戦国遺文今川氏編 第2巻』1066号文書)
  20. ^ 永禄3年8月9日「今川氏真判物」(『戦国遺文今川氏編 第2巻』1567号文書)
  21. ^ a b c 安永8年(1779年)「幕府裁許状」(『浅間文書纂』)
  22. ^ 永禄3年10月26日「今川氏真判物」(『戦国遺文今川氏編 第2巻』1598号文書)
  23. ^ 天文16年2月2日「穴山信友寄進状」(『戦国遺文今川氏編第2巻』821号)
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出典

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富士山本宮浅間大社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 07:21 UTC 版)

神体山」の記事における「富士山本宮浅間大社」の解説

富士山頂には富士山本宮浅間大社の奥宮があり、富士山の神と木花開耶姫命このはなさくやひめ)を祭る。この女神は「火の神ともされるが、富士山本宮浅間大社の社伝では火を鎮める水の神とされる富士山の神が木花開耶姫命とされるようになった時期由来不詳浅間大社浅間造という特殊な神社建築からなり富士山神様お供え物をするという意味で富士山真正面にみえる位置まで高くしたと言われる

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