宣旨の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 22:34 UTC 版)
宣旨の例 ○兼官の宣旨(山槐記) 内大臣藤原朝臣 正二位行大納言源朝臣雅通宣 奉 勅、件人宜如旧兼任右近大将者 仁安二年二月十一日 大外記 (訓読文)内大臣藤原朝臣(花山院忠雅 正二位 44歳)正二位行大納言源朝臣雅通(久我 50歳)宣(の)る、勅(みことのり)を奉(うけたまは)るに、件(くだん)の人、宜しく旧(もと)の如く右近(衛)大将を兼任すべし者(てへり)仁安2年(1167年)2月11日 大外記(清原真人頼業 46歳 六位か?)※同日付にて藤原忠雅は、大納言兼右近衛大将から内大臣に転任し、この宣旨によって、右近衛大将の兼任を留任する。 ○准摂政の宣旨(小右記) 正二位行権大納言兼太皇太后宮大夫藤原朝臣公任宣 奉 勅、除目等雑事、宜令左大臣准摂政儀行之者 長和四年十月廿七日 大外記小野朝臣文義奉 (訓読文)正二位行権大納言兼太皇太后宮大夫藤原朝臣公任(四條 50歳)宣る、勅を奉るに、除目等雑事、宜しく左大臣(藤原道長 正二位 50歳)をして摂政に准(なぞら)ひ、儀(こと)之(これ)を行はしむべし者(てへり)長和4年(1015年)10月27日 大外記小野朝臣文義奉(うけたまは)る
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