宇津ノ谷峠とは? わかりやすく解説

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うつのや‐とうげ〔‐たうげ〕【宇津ノ谷峠】

読み方:うつのやとうげ

静岡市宇津の山の峠。東海道丸子(まりこ)と岡部宿との間に位置し難所として知られた。伊勢物語黙阿弥の「蔦紅葉(つたもみじ)宇都谷峠」で有名。


宇津ノ谷峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 07:20 UTC 版)

宇津ノ谷峠(うつのや とうげ、表記揺れ宇津谷峠[1])は、日本東海地方東部に所在する宇津山/宇津の山/宇都山[1][2][3]の南側にある[4][5]。現代行政区画上は静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷と藤枝市岡部町岡部坂下の境にある[6][4][5][7][8]国道1号・旧東海道が通る。標高約151メートル[要出典]


注釈

  1. ^ 難所などの棒鼻(ぼうはな。※宿駅のはずれ。宿場の境界には棒杭が立っていたところからそのように呼ばれた)に設けられた人馬の公認休憩施設で駕籠の公認交替場所でもあるのが「立場(たてば)」、そこで営まれる茶屋が「立場茶屋」、立場のなかでもとりわけ高所にあるのが「上立場(かみたてば)」、そこで営まれる茶屋が「上立場茶屋」である。
  2. ^ 巻藁”. コトバンク. 2020年4月9日閲覧。

出典

  1. ^ 蔦の細道(地図 - Google マップ) ※該当施設の要所は赤色でスポット表示される。
  2. ^ つたの細道公園(地図 - Google マップ) ※該当施設(現在の関連施設)は赤色でスポット表示される。
  3. ^ 国指定遺跡 東海道宇津ノ谷峠越え(地図 - Google マップ) ※該当施設の要所は赤色でスポット表示される。
  4. ^ 旧東海道宇津ノ谷口(地図 - Google マップ) ※該当施設は赤色でスポット表示される。
  5. ^ 宇津ノ谷峠 明治のトンネル(地図 - Google マップ) ※該当施設の要所は赤色でスポット表示される。
  6. ^ 宇津ノ谷峠 大正のトンネル(地図 - Google マップ) ※該当施設の要所は赤色でスポット表示される。
  1. ^ a b c 宇津山”. 学研全訳古語辞典. ウェブリオ株式会社. 2020年4月9日閲覧。
  2. ^ a b c 小学館『デジタル大辞泉』. “宇津の山”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  3. ^ a b c 三省堂大辞林』第3版. “宇津の山”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  4. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “宇津ノ谷峠”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  5. ^ a b 三省堂『大辞林』第3版. “宇津ノ谷峠”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  6. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “宇津ノ谷峠”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  7. ^ 日立デジタル平凡社世界大百科事典』第2版. “宇津ノ谷峠”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  8. ^ 北川光雄(cf. KAKEN日本の研究.com)、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “宇津ノ谷峠”. コトバンク. 2020年4月8日閲覧。
  9. ^ a b c d e 岡部(宇津之山)- アート・ショップ”. 月刊美術. 株式会社サン・アート. 2020年4月9日閲覧。
  10. ^ 文化遺産オンライン_214143.
  11. ^ ふちゅ~る No.19.
  12. ^ 蔦の細道の方は廃道と化し、永らく忘れ去られていたが、昭和40年代になって、静岡市立長田西小学校の教諭であった春田鉄雄らによって復元・整備されている。
  13. ^ 岡部町史 復刻版 2005, p. 650.
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 国土交通省 技術調査課. “宇津ノ谷隧道”. CHAN-TO(公式ウェブサイト). 国土交通省. 2020年4月9日閲覧。
  15. ^ a b 岡部町史 補巻版 2005, p. 327.
  16. ^ a b c d e f g h 明治宇津ノ谷隧道 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  17. ^ 土木学会 平成30年度選奨土木遺産 宇津ノ谷隧道群(明治・大正・昭和)”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。
  18. ^ 伊勢物語絵巻_巻第1”. 画像検索(公式ウェブサイト). 東京国立博物館 (2004年7月30日). 2020年4月10日閲覧。
  19. ^ 文化遺産オンライン_293289.
  20. ^ 酒井抱一 宇津の山 - 『美術画報』所載図版データベース”. 公式ウェブサイト. 独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所. 2020年4月8日閲覧。
  21. ^ a b 山種美術館 [@@yamatanemuseum] (2016年7月11日). "酒井抱一《宇津の山図》(山種美術館)。『伊勢物語』第9段、主人公が駿河国宇津山で都へ向かう旧知の修行者に会い、京の女への歌を託した場面。琳派の作品には『伊勢物語』を題材としたものが多いのも特徴です。(山崎)". X(旧Twitter)より2020年4月9日閲覧
  22. ^ a b c d e 歌川広重 東海道五拾三次 岡部 宇津之山”. 浮世絵のアダチ版画. 公益財団法人 アダチ伝統木版技術保存財団. 2020年4月10日閲覧。■良質な画像あり。
  23. ^ a b 岡部 宇津之山”. 有限会社 岩下書店 (2015年10月3日作成、2016年10月3l日更新). 2020年4月8日閲覧。■良質な画像あり。
  24. ^ a b c d e 東海道五拾三次之内 岡部 宇津之山”. 公式ウェブサイト. 東京富士美術館. 2020年4月10日閲覧。
  25. ^ 瀬戸川水系”. しずおか河川ナビゲーション(公式ウェブサイト). 静岡県 交通基盤部 河川砂防局 河川企画課. 2020年4月10日閲覧。
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  28. ^ a b 歌川広重・東海道五十三次= 江崎屋版・行書版・行書東海道 =”. みんなの知識 ちょっと便利帳. みんなの知識委員会. 2020年4月8日閲覧。
  29. ^ a b 虎屋 菓子資料室 虎屋文庫 (2006年12月16日). “小堀遠州と十団子 - 歴史上の人物と和菓子”. 公式ウェブサイト. 株式会社 虎屋. 2020年4月8日閲覧。
  30. ^ a b 歌川広重・五十三次名所図会”. みんなの知識 ちょっと便利帳. みんなの知識委員会. 2020年4月8日閲覧。■良質な画像あり。
  31. ^ a b c d e f g 藤沢市 生涯学習部 郷土歴史課. “五十三次名所図会 廿二 岡部(竪絵東海道)”. 電子博物館 みゆネットふじさわ(公式ウェブサイト). 藤沢市. 2020年4月10日閲覧。
  32. ^ a b うつのやま(宇津の山)→つたのしたみち(蔦の下道)- 文明十四年万句 52巻”. 連歌連想語彙データベース. 国際日本文化研究センター(日文研). 2020年4月8日閲覧。
  33. ^ a b 『岡部のむかし話』(平成10年、旧岡部町教育委員会発行)より転載 (2018年10月08日更新). “食人鬼供養の十団子”. 公式ウェブサイト. 藤枝市. 2020年4月8日閲覧。
  34. ^ 厄除け十団子、始めました”. 公式ウェブサイト. 丁子屋 (2018年9月16日). 2020年4月8日閲覧。
  35. ^ 阿久沢悦子「静岡)地元の民話を絵本に 藤枝のむらまつけーじさん」『朝日新聞デジタル朝日新聞社、2020年1月10日。2020年4月8日閲覧。
  36. ^ a b 静岡星人. “宇津ノ谷峠の十団子伝説”. 静岡ジモティーズ. TNC. 2020年4月8日閲覧。
  37. ^ 岡部のむかし話 1995.
  38. ^ STORY#094日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅(文化庁日本遺産ポータルサイト)





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