姫蓬【ヒメホウライ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8289号 |
登録年月日 | 2000年 9月 5日 | |
農林水産植物の種類 | いちじく | |
登録品種の名称及びその読み | 姫蓬 よみ:ヒメホウライ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 矢羽田第二郎、粟村光男、正田耕二、金房和己 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「蓬莱柿」に「カプリフィッグ6085」を交配して育成されたものであり,果形が円,果実の大きさが中,秋果は育成地(福岡県行橋市)では8月中旬から成熟する夏秋果兼用の中生種である。樹姿は中間,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の粗密及び長さは中,太さは太,節間長は極長である。葉形は心形,裂片数は5裂,裂片の切れ込みの深さは中,形は広長へら形,縁部の重なりは開く,葉の先端の形は鋭頭,基部の形は心臓形,葉の大きさは中,長さは長,幅及び葉柄の長さは中,太さは細である。果形は円,果実の大きさは中,果実くび部の形は円形,長さは極短,果梗の長さは短,果皮の色は赤紫,果粉の多少は多,果脈の鮮明度は明瞭,密度は密,果頂部の目の大きさは中,りん片の大きさは小,開閉は閉~開,色は赤紫,果皮の厚さは薄,強さは弱である。果托の色は淡黄白,厚さは中,雌花の色は淡黄褐,果実内部のすきまは小,雌花の厚さは中,果肉の密度はやや密,硬度は軟,果汁の量は多,甘味はやや高,酸味及び香気は少である。着果性は夏果・秋果,着果数は多,果実収穫時期(秋果)は中で育成地においては8月中旬から,裂果性は少,秋果の日持ちは中である。「蓬莱柿」と比較して,雌花の色が淡黄褐であること,裂果性が少ないこと等で,「ブラウン・ターキー」と比較して,節間長が長いこと,雌花の色が淡黄褐であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に福岡県農業総合試験場豊前分場(行橋市)において「蓬莱柿」に「カプリフィッグ6085」を交配し,4年に初結実,5年に選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「HC-61」であった。 |
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