妖怪オカリナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 04:11 UTC 版)
オカリナ型妖怪笛ともいう。アニメ第3、4作にて登場。色は3作では水色、4作では白になっている(番外編である第3作101話のみは横笛で登場)が、形状が若干異なる。大きく分けて3通りの使い方がある。本来は、同原作者の『悪魔くん』でソロモンの笛として使用されていたものであり、それをアニメ用に流用したもの。ゲーム「妖怪軍団の挑戦」の説明書では、ちゃんちゃんこや下駄と並び「先祖伝来の三神器」とされている。月曜ドラマランド版には「鬼太郎笛」が登場するが、あくまで鬼太郎を呼ぶための笛であり、武器にはならない(音が「魔笛エロイムエッサイム」のソロモンの笛の音色に流用されている)。「ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎」では第3、4作の鬼太郎がオカリナを吹く場面があった。第3作では、江戸時代にはオカリナと同じ機能を持つ笛を使用しており、刃が日本刀に近い等オカリナとは若干の違いがある。 呼び笛 妖怪仲間や虫・カラス等を笛の音で呼び寄せる。第3作98話の様に、仲間ではない虫も意図的に呼び寄せられる。第3、4作では音色が異なる。第3作第1話で初使用、同作では目玉おやじの「鬼太郎、仲間を呼ぶんじゃ!」は定番の台詞。仲間を呼ぶ事が少ない第4作では前作ほど吹かず、仲間が駆けつけるのにもより時間を要するが、恐山で吹いた事で南海にいる化け鯨をも呼べる等届く範囲が優秀である。第4作97話ではゴーレムを操るグルマルキンの笛の音を妨害する使い方も披露した。 剣・杖 吹き口が如意棒のように伸びる。先端側は、刀身になったり、棍棒の握り手として使用されたりしていることから、鬼太郎の意思で斬る斬らないを切り替えられる。切っ先に電気などエネルギーを纏わせ発射する事もできる他、オカリナ剣を展開した状態で全身を妖気で武装して自在に飛行し敵に突貫することもある。棒高跳びの棒や梃子、空気を確保するための筒にもなる。 第3作第2話で初使用。4作目では剣の設定はあったものの劇中では未使用(スティックとしての使用は見られた)。 鞭・ロープ 吹き口から飛び出し、敵を打ち据えたり拘束や移動手段として使用する。鬼太郎の意思で使用を切り替えられる。かなりの長さと丈夫さで、電線に巻き付けて任意のタイミングで帯電させる(第4作56話)、振り回して風の渦を作り雨雲を吹き飛ばす(第3作83話)などの使用法もできる。 第3作第12話で初使用。
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