夢十色【ユメトイロ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7648号 |
登録年月日 | 2000年 2月 4日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 夢十色 よみ:ユメトイロ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上原泰樹、小林陽、古賀義昭、内山田博士、福井清美、清水博之、太田久稔、大槻寛、三浦清之、藤田米一、奥野員敏、石坂昇助、堀内久満、中川原捷洋、山田利昭 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「IR2061-214-3」に「密陽21号」を交配して育成された固定品種であり,育成地(新潟県上越市)における成熟期は晩生の早,稈長がやや短,穂長が極長,稈が極太で剛く,アミローズ含量が高い加工原料用の水稲,粳種である。草型は極穂重型,稈長はやや短,稈の細太は極太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立である。穂長は極長,穂数は少,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや細長,大小はやや小,精玄米千粒重は中,玄米の見かけの品質は下の上,光沢はやや不良である。出穂期及び成熟期は晩生の早,障害型耐冷性は弱,穂発芽性は極難,耐倒伏性は強,脱粒性はやや難である。穂いもち圃場抵抗性は強,葉いもち圃場抵抗性はやや強,白葉枯病圃場抵抗性は強,アミロース含量は高である。「日本晴」と比較して,草型が極穂重型であること,穂長が長いこと,穂数が少ないこと,玄米の形が細長であること,穂発芽性が難であること等で,「ハバタキ」と比較して,出穂期及び成熟期が晩いこと,穂発芽性が難であること,アミロース含量が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和55年に北陸農業試験場(新潟県上越市)において,「IR2061-214-3」に「密陽21号」を交配し,57年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種であり,60年から生産力検定試験及び特性検定試験,62年から奨励品種決定試験及び他用途向き品種選定試験を行い,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「北陸142号」であった。 |
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