地底ロボット ユートム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 01:20 UTC 版)
「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事における「地底ロボット ユートム」の解説
第17話「地底GO! GO! GO!」に登場。 ウルトラ警備隊が発見した朝池炭鉱の謎の地底都市を警備する人間型の二足歩行ロボットで、右手は光線銃、左手は打撃用の丸いハンマーとなっている。独特の言語を語り、光線銃で侵入者を排除する。所属、あるいは任務などにより胸のプレートの模様が異なる。弱点は頭で、ビーム攻撃を受けると全身にスパークが走り、膝をついて前のめりに倒れてしまう。防御力は高くなく、ウルトラガンで倒せる程度であるが、拷問台から脱出したセブンには一番の破壊力を持つワイドショットで倒される。地底都市は、誰がどのような目的で作ったのかを一切解明されないまま、爆破される。 スーツアクター:中島春雄 デザインは成田亨によるもので、「ごく普通のロボット」と評している。 着ぐるみは、高山良策とは別に円谷プロの造形部が制作したもの。 山村哲夫は、書籍『語れ!ウルトラ怪獣』89頁のインタビューで「自分が演じる予定だったユートムの初期デザインは『ウルトラQ』のM1号のロボット化だった」と語っている。 スーツは1体のみで、撮影の際に胸のプレートを差し替えることにより、3種類の模様の機体を登場させている。 劇中で名前は呼ばれず、キングジョーと同時期に後付けされた。 他の作品への登場当時のウルトラセブンのコミカライズ[要文献特定詳細情報]では、キングジョーと称される「無数の部品が合体して誕生する巨大ユートム」が登場する。 『ウルトラマン80』放映時の学習誌[要文献特定詳細情報]のまんが版では、チブル星人が歴代ロボット怪獣を修復した軍団の中に身長40メートルのユートムが登場する。 漫画『ウルトラマンSTORY 0』では、ザラブ星人配下でゴルドニウム採掘場の見張りをつとめている。 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ベリュドラの左腕を構成する怪獣の1体となっている。 『ウルトラゾーン』第19話アイキャッチでは、陸上競技のスターターを演じている姿が描かれている。 ゲームボーイアドバンスソフト『ウルトラ警備隊 モンスターアタック』では、現地球人に追いやられた地球先住民たちが地底と海底に分かれてそれぞれウルトラマンに登場した地底人とノンマルトになったという設定で、ユートムは地底人の地上征服兵器という扱いになっている。
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