地域集団
一つの領域(301-2)内では、人口のいろいろな種類の集成体 1とか集合体 1を表すのに、時として人口集合 1、人口群 1、あるいはより一般的に地域集団 1として知られるいくつかの用語が用いられている。農村地域では、最小単位を小集落 2と呼ぶことがあり、これは通常非常に少数の家からなる。これよりほんの少し大きい人口の集合が村 3であり、これは普通小さいコミュニティーであって、主として農業人口から成り立つことが多い。町 4または市 4は通常、農業に従事している人数が少なく、人口がもっと大きい集合だが、村から町または市へ移行する場合の基準を定めるのは難しく、国によって異なる。領域(305-6の意味における)の政府所在地はその首都 5と呼ばれる。郡では、地方政府の所在する場所は郡都 6または郡の首都(郡庁の所在地) 6と呼ばれる。町や市はさらに、地区 7、小区域 7と、選挙のための区 7に細分される。
地域集団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 07:22 UTC 版)
「北海道アイヌ」という概念は北方史研究者の海保嶺夫によって提唱され、北海道各地で共通の文化風俗を有する集団を指す。海保は、17世紀には有力首長(惣乙名)によって治められる大規模な地域集団が5つあったこと、そしてこの5つの集団は20世紀に河野広道が墓制の違いに基づいて行ったアイヌ民族の分類と大凡一致することを指摘し、これらの地域集団が「アイヌ民族の国家形成への胎動期というべき英雄時代の所産」であり、幕藩制国家によるアイヌ民族支配が強化される中で「単に風俗・習慣を共通する『系統』に変容してしまったもの」と論じる。 海保の見解は多くの研究者に受け容れられているが、「共通の文化を有する集団」と「首長によって治められる政治的集団」を安易に混同しているとの批判もあり、北海道アイヌの地域集団については未解決の課題も多い。考古学者の大井晴男は「5つの地域集団」が存在したこと自体は認めつつも、それは「政治的集団」と見るべきではなく、「出自の違いに由来する文化的まとまりを有する集団」と見るべきである、と指摘している。
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地域集団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 01:47 UTC 版)
ツングース系民族を地域によって分類すると以下のようになる。 バルグジン・ツングース 上アンガラ川地方のツングース…狩猟,馴鹿の飼養,漁業を生業とし、上アンガラ部族管理局,下アンガラ部族管理局の2つの行政単位に分割されている。 バイカル湖付近に居住するツングース…漁業を生業とするツングース。サマギル氏族管理局に編入されている。 ネルチンスク・ツングース…自らをオロチェンと称し、ヤクーツク州の馴鹿ツングース,遊牧ツングースをエヴェンキと呼び、ブリヤートをボレン(boren)、遊牧ツングースをムルチル(murčir)、ヤクートをヨコ(joko)と呼ぶ。 外バイカルの遊牧ツングース…ツングース語を使用しつつけるグループ(エヴェンキ)と、ツングース語を使わなくなりブリヤートの借用語を使用しているグループ(ハムナガン)の2グループに分かれる。 満州の北方ツングースソロン(solon)…牛馬の飼養,狩猟,農業で生活。 興安ツングース…狩猟と馬の飼養で生活。自らをオロチェン(oročen)と称す。 メルゲン(墨爾根)ツングース…ナウンチェン(naunčen),ゲンチェン(gänčen)といった小集団を形成。自称はエヴェンキ。 満州の馴鹿ツングース クマルチェン・ツングース ビラルチェン・ツングース
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