土用とは? わかりやすく解説

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ど‐よう【土用】

読み方:どよう

雑節の一。1年に4回あり、立春立夏立秋立冬の前各18日間。

立秋前の夏の土用。丑(うし)の日に(うなぎ)を食べ風習がある。《 夏》「ほろほろ朝雨こぼす—かな/子規


土用

読み方:ドヨウdoyou

各季にあるが、一般的には夏の土用指し立秋の前18日間をいう。


どよう 【土用】

立夏立秋立冬立春それぞれ一八日を春・夏・秋・冬の土用というが、ふつうは立秋一八日の夏の土用をさす。社寺行事があり、虫干しをする。土用の丑の日ウナギ食べると夏負けしないとの伝いがある。うどん・梅干し牛馬の肉などウの字のつくものを食する風もあった。疫病除の神水を出す社もある。丑の湯(菖蒲ヨモギ入れる)もある。物忌の期間であった

土用(どよう)

土用は、陰陽五行節の五行の内、「木」を春、「火」を夏、「金」を秋、「」を冬と分けて残った「土」を各々季節の終わり割り当てたもので、従って以下のように年4回の土用があります通常「土用」と言われるのは下記の内、夏の土用指して言います。期間の第1日目を土用の入りと言い通常「土用の日」と言われるのはこの日を言います。土用はそれぞれ季節の変わり目にあることから、土用の期間中は特に健康に留意する必要を説いてます。夏の土用前後丑の日に、極暑乗り切る体力保持する目的で「土用の丑」と称して「うなぎ」を蒲焼きにして食べ習慣ありますが、現在では土用の日に食べるのが一般的です。

春の土用 立夏の前の18(又は19)日間4月18日(又は17日)〜5月5日(又は4日)
夏の土用 立秋の前の18(又は19)日間7月20日(又は19日)〜8月7日(又は6日)
秋の土用 立冬の前の18(又は19)日間10月21日(又は20日)〜11月7日(又は6日)
冬の土用 立春の前の18(又は19)日間1月18日(又は19日)〜2月3日(又は4日)

土用(土用の丑)

土用(土用の丑)とは

土 用(土用の丑)

元々は、立春立夏立秋立冬の前18日間を土用として行事が行なわれていたが、現在では立秋8月8日9日)の前18日間(7月20日〜)の夏の土用だけが土用として残り虫干しをする「土用虫干し」、丑の日18日間内丑の日)に暑気払いとして(うなぎ)を食べる「土用の丑」の習しがある。

ひとくちMEMO

土用の由来
中国の古い暦の太陰太陽暦四季である二分春分秋分)と二至夏至冬至)を、中国の古い学説である五行説木・火・土・金・水当てはめた(春=木・夏=火・秋=金・冬=残りの土を、それぞれの四季終わり次の季節の始まりである立春立夏立秋立冬の前)に18日間を設けて春の土用夏の土用秋の土用冬の土用とした


土用

読み方:ドヨウdoyou

各季の終わり一八日間ずつ土が支配する日のこと

季節

分類 時候


土用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 14:08 UTC 版)

土用(どよう)とは、五行に由来する雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立立夏立秋立冬立春)の直前約18日間ずつである[1]


  1. ^ 土用丑の日にコンビニに並んだ「約3千円の鰻重」は売れたのか?今や味も品質も中国産で十分?”. Business Journal (2018年8月8日). 2020年11月23日閲覧。
  2. ^ 西角井正慶編『年中行事事典』p.545 1958年5月23日、東京堂出版
  3. ^ 理科年表
  4. ^ a b 四季と日本の食歳時 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団、2021年7月28日閲覧。
  5. ^ 土用の丑の日 井原市民病院、2021年7月28日閲覧。
  6. ^ 平凡社大百科事典 第19巻 1935年


「土用」の続きの解説一覧

土用

出典:『Wiktionary』 (2021/03/25 06:27 UTC 版)

名詞

どよう

  1. 五行思想に基づく季節分類一つで、各季節の終り即ち立春立夏立秋及び立冬前の約18日間のこと。
  2. 特に、立秋前の夏のもの。

語源


「土用」の例文・使い方・用例・文例

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