四フッ化硫黄とは? わかりやすく解説

フッ化硫黄

(四フッ化硫黄 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 09:45 UTC 版)

フッ化硫黄(フッかいおう、sulfur fluoride)はフッ素硫黄とから構成される無機化合物で、異性体を含めて以下の6種類が知られている。十フッ化二硫黄のみが常温常圧で液体であり、他は気体の化合物である。




  1. ^ a b c d e f g h i j Cotton, F. A.; Wilkinson, G.; Murillo, C. A.; Bochmann, M. (1999). Advanced Inorganic Chemistry (6th ed), pp. 514–516. Wiley: New York. ISBN 0-471-19957-5
  2. ^ a b c d e 漆山 秋雄、「フッ化硫黄」、『世界大百科事典』、CD-ROM版、平凡社、1998年。
  3. ^ a b c 長倉三郎ら(編)、「フッ化硫黄」、『岩波理化学辞典』、第5版 CD-ROM版、岩波書店、1998年。


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四フッ化硫黄

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フッ化硫黄」の記事における「四フッ化硫黄」の解説

四フッ化硫黄(しフッかいおうsulfur tetrafluoride)は化学式 SF4 の無色気体化合物である。融点は−121°C、沸点は−38.6°Cであり、ひずんだ4角錐構造で S−F 間距離は165pmと154pmの C2v 対称形である。 四フッ化硫黄は二塩化硫黄 SCl2 をHF/ピリジン (70:30) と反応させるか、アセトニトリル中で SCl2 とフッ化ナトリウム NaF反応させる得られる反応性富みフッ素化剤として用いられる。すなわち他の置換基存在下でも C=O 基、P=O 基のフッ素化が可能であり、C=O 基、P=O 基、COOH基、および PO(O)H 基をそれぞれ CF2、PF2、CF3、PF3 に変換する。 そしてとは瞬間的に反応して分解し二酸化硫黄 SO2HF与える。

※この「四フッ化硫黄」の解説は、「フッ化硫黄」の解説の一部です。
「四フッ化硫黄」を含む「フッ化硫黄」の記事については、「フッ化硫黄」の概要を参照ください。

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