唐三蔵西天取経伝説とは? わかりやすく解説

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唐三蔵西天取経伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:55 UTC 版)

西遊記」の記事における「唐三蔵西天取経伝説」の解説

現実玄奘三蔵の取経の旅は西暦629年から645年行われたその事績仏教徒の間で伝説化神聖視された痕跡各地残されている。 敦煌莫高窟から発見され絹本紙本絵画及び壁画9世紀から11世紀半ば)には、経巻背負い虎を伴った徒歩行脚僧の描かれたものがあり、伝説化した玄奘とする説がある。これらの中には宝勝如来を上隅に描き入れているものがあり、「寳勝如來一軀」と書き入れられたものもあることからこの取経者は宝勝如来保護され、また宝勝如来同一視されたと推定される莫高窟東方100 km楡林窟、その更に東方30 km の東千仏洞水月観音図、普賢変図(12世紀後半西夏末)に含まれる玄奘取経図に描かれ玄奘マカカ属サル)と馬を伴っており、また張世南『游宦紀聞』(1228年所収の張聖者の詩北宋末から南宋初、12世紀前半推定される)には「幾生三西天」「苦海波中行復」「沈毛江上馬馳前」の字句見え12世紀には玄奘の取経伝説にはと馬が取り込まれていたことが分かる1237年建立され福建省泉州開元寺仁壽塔(西塔第四南面には「梁武帝」に向き合って経文捧げる「唐三藏」、東北面には刀を手にした行者と金箍棒を手にした「東海火龍太子」の浮き彫りがあり、それぞれ「」内の文字銘文にある(行者銘文無し)。

※この「唐三蔵西天取経伝説」の解説は、「西遊記」の解説の一部です。
「唐三蔵西天取経伝説」を含む「西遊記」の記事については、「西遊記」の概要を参照ください。

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