北京のデモ行進
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「2005年の中国における反日活動」の記事における「北京のデモ行進」の解説
4月9日、北京市中関村で大規模なデモ行進と署名活動が行われた。これは、1999年米国が中国の駐ユーゴスラビア連邦大使館を誤爆し、北京で学生デモが発生して以来で、北京の最も大規模な学生と民衆のデモ活動の1つとなった。デモ隊は、建国門外の日本の大使館や朝陽門外の日本大使公邸に向かって投石などを行った。中国政府は数人を逮捕したと発表している。このデモでは、「投げて良いものは石・ビン・缶・ペンキなど軽いものに限る。重いもの、危険物を投げてはいけない」などの細かなデモ概要が、事前に携帯電話のチェーンメールで流されていた。警察が取り締まりに当たることはなく、道路封鎖だけを行い、デモ隊も警察隊に物を投げつけるようなことはしなかった。午後9時、デモ隊・警察官が一斉に中国国歌を斉唱して終了し、あらかじめ用意されたバスに分乗して帰宅した。 4月17日(日)にもデモが行われる予定であったが、町村信孝外相との協議を妨害することによる国際的なイメージダウンを避けるために許可が下りず、行われなかったとされている。一方、事前情報により、武装警察隊が主要通路を封鎖し、また各大学、国有企業、政府機関も“デモを参加しないように”の指示が出されていた。
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