別の伝承
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イズンがある日ユグドラシルの高い枝から転落してニヴルヘイムへ落下したという。この時のことが『オージンのワタリガラスの呪文歌』にも唄われた。ブラギをはじめ神々が彼女を捜し、ニヴルヘイムで横たわっているのを見つけた。神々は、冷え切った彼女の体を、オージンから預かった白い熊の毛皮で包んだ。イズンは寒さに震えながらもアースガルズへ戻ることを拒んだため、やむなくブラギだけが彼女の傍らに残ったという。この物語について、一部の学者は、イズンの転落は秋の落葉を、白い毛皮は雪を、沈黙し音楽も奏でなくなったブラギは鳥の歌声が聞こえない様子を象徴すると考える。しかし松村武雄はこれを行き過ぎた推察だとしている。
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別の伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 12:24 UTC 版)
『芸窓私志』(『重較説郛』巻31に収録、『淵鑑類函』巻431・兔2にも載せる)に引かれている伝承では、羿がとても大きなウサギを捕まえるが、そのウサギは山の神の化身であり、夢の中でその神は羿に対して「なぜ我を辱めた、逢蒙の手をかりる」と告げたという。羿が逢蒙によって殺害されたのは次の日であったという。また、羿に射ち落とされてしまった9の太陽(三足火烏)が転生し、羿に対する報復として逢蒙の前に9人の仙女となって現われ、逢蒙を利用して羿を殺させたともいわれている。 『列子』湯問には「逢蒙は始め甘蠅に習う」との記述がある。甘蠅(かんよう)は羿と同様に弓の名手として知られる古代中国の人物である。 古代の神々や人物を上上から下下までの九つに分類した『漢書』の古今人表では、后羿や玄妻、后夔などと同じページに逢門子という名で「下の中」に分類されている。少なくとも班固は逢蒙を夏の時代に実在した人物として認識していたことがわかる。
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