免状の種類と職務を行うことができる範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 21:09 UTC 版)
「高圧ガス製造保安責任者」の記事における「免状の種類と職務を行うことができる範囲」の解説
いずれの免状も、国家試験に合格することのみが、その交付条件となっている。ただし、幾つかの場合においては、選任の時点で高圧ガスの製造に関する経験が必要である。 化学及び機械甲種化学・甲種機械責任者石油化学等コンビナート高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的な業務を行う者に必要な資格で、高圧ガスの種類及び製造施設の規模についての制限はないので、保安技術管理者、保安主任者及び保安係員に選任され、全ての製造施設に関する保安に携わることができる。 乙種化学・乙種機械責任者石油化学等コンビナート高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う者に必要な資格で、高圧ガスの種類については制限はないが、製造施設の規模により、保安技術管理者に選任される場合に限り制限がある。保安主任者及び保安係員に選任される場合の製造施設の規模の制限はなく、これらの条件の下で、高圧ガスの製造施設に関する保安に携わることができる。 丙種化学(液化石油ガス)責任者主として、LPガスの製造事業所、充てん事業所、LPガススタンド等において、LPガスの製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う者に必要な資格で、LPガスの製造施設の規模により、保安技術管理者に選任される場合に限りその規模の制限を受けるが、保安主任者及び保安係員に選任される場合は、その規模の制限は受けない。また、所定の経験によりLPガス以外の高圧ガス製造施設の保安係員にも選任されることができ、これらの条件の下で、高圧ガスの製造施設に関する保安に携わることができる。 丙種化学(特別試験科目)責任者石油化学等コンビナート製造事業所、充てん事業所、天然ガススタンド等において、製造に係る保安の実務的な業務を行う者に必要な資格で、高圧ガスの種類及び製造施設の規模については制限を受けないが、この資格は保安係員のみに選任され、高圧ガスの製造施設に関する保安に携わることができる。 冷凍機械第一種冷凍機械責任者冷凍にかかわる全ての高圧ガス製造施設に関する保安に携わることができる(冷媒ガスの種類制限はない。以下第二種冷凍・第三種冷凍においても同じ)。 第二種冷凍機械責任者一日の冷凍能力が300トン未満の製造施設に関する保安に携わることができる。 第三種冷凍機械責任者一日の冷凍能力が100トン未満の製造施設に関する保安に携わることができる。
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