元素から
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/27 09:22 UTC 版)
アモルファスの三硫化二ヒ素は、390℃の温度で元素を融合させることによって得られる。反応融解物を急速冷却することで、結合が乱雑になり、ガラスとなる。この反応は、次の化学反応式によって表される。 2 As + 3 S ⟶ As 2 S 3 {\displaystyle {\ce {2As\ + 3S -> As2S3}}} 真空中で加熱すると、重合した三硫化二ヒ素は「ひび割れ」て、分子状の六硫化四ヒ素等を含む混合物となる。六硫化四ヒ素は、六酸化四リンや六酸化四ヒ素でも見られるアダマンタンの配置を取る。この物質のフィルムが熱(焼きなまし)や電磁波(紫外線ランプ、レーザー、電子ビーム)等の外部エネルギー源に晒されると、重合する。 2 n ( As 2 S 3 ) n ⇄ As 4 S 6 {\displaystyle {\ce {{\frac {2}{n}}(As2S3)n\ \rightleftarrows \ As4S6}}}
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