他の教会放火への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 03:01 UTC 版)
「ヴァルグ・ヴィーケネス」の記事における「他の教会放火への影響」の解説
ヘヴィメタルバンド、Schwarzreichの当時19歳のギタリストは、2004年8月に、オーストラリア・ビクトリア州のアスコット・ベールにあった築100年を超える合同教会への放火及び放火に関係する窃盗の罪で逮捕された。彼は、懲役三年の有罪判決を受けた。この事件を報道するすべてのメディアで、彼がバーズムから多大な影響を受けていたと述べていた。しかしながら、彼がインターネットを通して発するいくつかのメッセージで、その影響というもの自体が浅薄さを超えた無理な解釈ではないと述べている。そして、メディアはメディアにとって都合の良い終わりに併せるように警察に彼の主張を誇張している。彼は、放火にはヴィーケネスの攻撃との類似性はほとんどないと主張している。この青年は、2006年8月に釈放され、現在の所在は不明である。この教会の正面は立ったままであったが、再建されることはなかった。そして、コミュニティー・センターがこの正面の後ろに建設された。 フィンランドのいくつのかのヘヴィメタルバンドでドラマーとして活動していた当時18歳のフィン人の青年は、彼のウェブサイトでバーズムから影響を受けていることを明言していた。彼は、2006年5月にフィンランド・南スオミ州・東ウーシマー県・ポルヴォーのポルヴォー聖堂(英語版)に放火した。この聖堂の屋根が焼け落ちたが、天井版や地下納骨堂、内装は損害を受けることなく残った。弁護士は、裁判においてこの放火の動機は「キリスト教への憎悪」に関係があるということを覆した。結局、青年は3年の懲役と2か月の仮釈放なしの拘留という判決を受けた。しかしながら、後の上級審において、6年6か月の懲役へと刑期が倍増された。 カナダの新聞・ウィニペグ・サン(英語版)は、2006年2月12日にカナダ・マニトバ州・ミネドーサ(英語版)のミネドーサ合同教会に放火し、壊滅させたとして、同年6月27日、3人に有罪判決が下りたと報道した。1人が3年、2人目が2年、3人目が2年未満の懲役の有罪判決を受けている。この3名には、賠償として合計で120万カナダドルの支払い命令も下りている。司法関係者は、この教会はヴィーケネスの誕生日である2月11日に火が付けられたと述べた。
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