人間以外の動物の「ひざ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 11:30 UTC 版)
鳥の脚のかかと(C)と膝(G) クモの触肢(pedipalp)と脚(leg)の膝節(patella) 人間以外の動物の付属肢についても、人間の膝に似ている部分は「膝」と称される。 四肢をもつ脊椎動物(四肢動物)、特に四足歩行のものについては、前脚・後脚とも主要な関節部は膝と呼ばれる。ただし、「膝」と称される部分であっても、必ずしも人間の膝に対応(相同)する器官であるとは限らない。例えばウマ・イヌ・鳥類などの後脚で膝のように見える箇所はかかとであり、実際の膝は脚の付け根近くにある。 節足動物の付属肢(関節肢)は脊椎動物のものとは別起源であるが、「膝」の名が付く部分もある。昆虫などの六脚類の歩脚における腿と脛のような2節、いわゆる腿節と脛節を繋いだヒンジ状の関節部分は便宜上「膝」と呼ばれることがある。クモやサソリなどの鋏角類の場合、歩脚などの腿節と脛節の間にもう1つの肢節がある。これは「膝節」といい、英語では脊椎動物の膝蓋骨と同名で「patella」と呼ばれている。ただしこれは分類群により腿もしくは脛のように発達し、とても膝に見えない場合もある。 詳細は「関節肢#肢節の名称と数」を参照
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