じんこう‐じゅせい【人工授精】
人工授精
ときどきマスコミでも話題になるように、人間の世界でも人工受精(体外受精)が行われ ています、しかし、まだまだ私たちにとって身近なものとはいえません。ところが現在、日本では、牛の赤ちゃんの約99%がこの人工受精によって誕生しているのです。 1頭の優良な牛の精子が何頭ものメス牛に種付けされる。 つまり、優良な赤ちゃんが数多く生まれる、というわけです。 人工受精では、ほとんどの場合、凍結精液というものが使われています。これは、結氷点以下の温度に凍結した精液のこと。 オス牛の精液を細長いストロー型の容器に入れ、液体窒素でマイナス196℃という低温のまま保存されています。 これによって長期間の保存が可能になります。 |
液体窒素で196度に保存されている精子 |
<ミルククラブ情報誌'96 AUTUMN vol.21より> |
人工授精 (じんこうじゅせい)
人工授精
人工授精
人工授精
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:40 UTC 版)
日本の場合、人工授精は主に配偶者間人工授精(Artificial Insemination by Husband; AIH)を行う。非配偶者間人工授精(Artificial Insemination by Donor; AID)は日本ではごく一部の登録医療施設でしか行われていない。オーソドックスなやり方としては排卵誘発法を併用し、数万個の精子を人工的に子宮腔内に注入する。採取した精子は精子洗浄濃縮法にて運動精子を抽出してから投与するのが一般的である。排卵誘発法によって卵巣過剰刺激症候群(OHSS)となるリスクがある。性接触の嫌悪や膣内射精障害を原因とする場合の解決方法としては特に最善の方法とされる。
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