交換法則とは? わかりやすく解説

こうかん‐ほうそく〔カウクワンハフソク〕【交換法則】

読み方:こうかんほうそく

演算順序変えることができるという法則加法ではabba乗法ではabba成り立つ。また、これらの演算可換である、または可換性をもつという。交換律交換則可換則可換律


交換法則

計算には交換法則、結合法則分配法則がある。そのうちの交換法則とは

加法
a+b=b+a
乗法
ab=ba

交換法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 07:26 UTC 版)

初等代数学における交換法則(こうかんほうそく、: commutative law; 可換則交換律[注釈 1])は、与えられた演算の二つの引数を互いに入れ替えても結果が変わらないことを述べる。また交換法則を満足する演算は可換性commutative property; 交換性質)を持つと言う。例えば自然数に関する足し算掛け算は交換法則を満たしている。


注釈

  1. ^ 交換性質を満たすことが定理として演繹される場合には「法則」、成り立つことが公理として要請される場合には「律」を使うことが多い。
  2. ^ x と部分集合 S との積や、部分集合 S, T の積(「積集合」英語版)を
    と書くならば、S, T が集合として可換であることを
    ST = TS と書くことができる。元と集合の可換性 xS = Sx も元ごとなのか集合としてなのかで意味が異なる。

出典

  1. ^ Lumpkin 1997, p. 11.
  2. ^ Robins & Shute 1987, p. ?.
  3. ^ O'Conner and Robertson, Real Numbers
  4. ^ Cabillón & Miller, Commutative and Distributive.
  5. ^ O'Conner & Robertson, Servois.
  6. ^ Commutative - PlanetMath.(英語)
  7. ^ Weisstein, Eric W. "Commutative". mathworld.wolfram.com (英語).
  8. ^ Gallian 2006, p. 34.
  9. ^ Gallian 2006, p. 236.
  10. ^ Gallian 2006, p. 250.
  11. ^ Axler 1997, p. 2.
  12. ^ Gallian 2006, pp. 26, 34, 87.


「交換法則」の続きの解説一覧

交換法則

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 09:05 UTC 版)

名詞

交換法則こうかんほうそく

  1. (代数学) 二項演算入力される要素順番入れ替えても結果変わらないこと。二項演算を ◦ とし、◦ が定義され集合 A の2要素a, b とすると、ab = ba満たすこと。通常の足し算掛け算はこの性質持ち通常の引き算割り算はこの性質持たない交換律可換律

関連語

翻訳

  • 英語:commutative law

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