二項の積
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/08 16:46 UTC 版)
「双角柱(英語版)」を参照 とくに、二つの(超)多面体(それぞれの次元が 2 以上)の直積として得られる超多面体を双角柱 (duoprism) と呼ぶ。ふたつの直積因子がそれぞれ k-次元および l-次元多面体であるとき、それらの直積は (k + l)-次元の多面体である。 大抵の場合には「双角柱」と言えば二つの多角形の直積として得られる四次元の図形を指している。この意味の双角柱は、四次元について述べた (Henry P. Manning 1910) では double prism(二重角柱)と呼ばれている。 考える二つの多角形をそれぞれ点集合とみて P1, P2 とすれば、それら二つのデカルト積は点集合として P 1 × P 2 = { ( x , y , u , v ) ∣ ( x , y ) ∈ P 1 , ( u , v ) ∈ P 2 } {\displaystyle P_{1}\times P_{2}=\{(x,y,u,v)\mid (x,y)\in P_{1},(u,v)\in P_{2}\}} と書ける。 もっとも小さい双角柱は、ふたつの三角形の積として得られる3,3角柱(英語版)である。考える三角形が正三角形ならば、その双角柱はシュレーフリ記号を用いた積 {3} × {3} として書ける。この双角柱は頂点を9個持つ。 四次元立方体を、たがいに直交する大きさの等しい正方形の積として得られる双角柱 {4} × {4} として構成することもできる(頂点数 16)。
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