二項価格評価モデルとは? わかりやすく解説

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二項価格評価モデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/26 20:12 UTC 版)

二項価格評価モデル(にこうかかくひょうかモデル、: binomial pricing model)は、無裁定条件によって離散期間における金融商品のオプションを価格付けする方法。格子モデルの1つ。このモデルの条件を連続期間と配当なしとヨーロピアンオプションに替え期間の長さを0に近づけるとブラック-ショールズ方程式になる。




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二項価格評価モデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 15:45 UTC 版)

格子モデル」の記事における「二項価格評価モデル」の解説

詳細は「二項価格評価モデル」を参照 格子モデル簡単な例として、アメリカ型プット・オプション公正価値二進木表現する価格評価モデル考える。まず、原資産が、配当率株価対す比率示した率) q が既知である株式場合考える。現在の株価S0 、そのボラティリティを σ、行使価格を K 、無リスク金利を r とする。オプション満期までの期間 T を、長さ δt の N = T /δt 個の期間に分割し時点 i δt での j 番目の格子点 (i , j) (0 ≤j ≤i ≤N ) におけるオプション価格fi , j とする。 u = e σ δ t d = e − σ δ t p = e ( r − q ) δ t − d u − d {\displaystyle {\begin{aligned}&u=e^{\sigma {\sqrt {\delta t}}}\\&d=e^{-\sigma {\sqrt {\delta t}}}\\&p={\frac {e^{(r-q)\delta t}-d}{u-d}}\end{aligned}}} に対しf N , j = max { K − S 0 u j d N − j , 0 } ( j = 0 , 1 , ⋯ , N ) f i , j = max { K − S 0 u j d i − j , e ( w − r ) δ t { p f i + 1 , j + 1 + ( 1 − p ) f i + 1 , j } } {\displaystyle {\begin{aligned}&f_{N,j}=\max \left\{K-S_{0}u^{j}d^{N-j},0\right\}\qquad (j=0,1,\cdots ,N)\\&f_{i,j}=\max \left\{K-S_{0}u^{j}d^{i-j},e^{(w-r)\delta t}\{pf_{i+1,j+1}+(1-p)f_{i+1,j}\}\right\}\,\end{aligned}}} により、i = N から 1 ずつ減らし遡って帰納的に fi, j が求められる。ここで、u , d はそれぞれ二項格子における株価の上昇率、下降率、p は、株価上昇の危険中立確率である。 株価指数オプション通貨オプション先物オプション場合、上式で q をそれぞれ株式ポートフォリオ配当率外国通貨無リスク金利自国通貨無リスク金利(=r)置き換えれば良い

※この「二項価格評価モデル」の解説は、「格子モデル」の解説の一部です。
「二項価格評価モデル」を含む「格子モデル」の記事については、「格子モデル」の概要を参照ください。

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