九九式短小銃
九九式短小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:38 UTC 版)
詳細は「九九式短小銃」を参照 三八式歩兵銃の後継小銃。7.7×58mmの九九式普通実包を使用。無起縁式化された九二式普通実包や九七式普通実包も使用できた。 1939年に銅金義一大佐(のち少将)により設計され、その後1941年から1945年までに約2,500,000挺が製造された。九九式は第二次世界大戦で最も一般的な日本軍の制式小銃であり、有坂銃で二番目に著名な型式でもある。三八式からの大きな変更点は照門のVノッチ型からピープ型への変更、照星のブレード型から三角型への変更、銃身内へのクロームメッキ、初期型における対空照尺の装備である。他にも生産性向上の為、レシーバー後部の槓桿収納部分の縮小化や、用心金等へのプレス加工部品の多用、部品脱落のリスクのあったフロアープレートへの蝶番追加など、三八式からの変更点・改良点は多岐に渡る。 派生型として全長が短小銃の1118mmから1258mmに延長された九九式長小銃(製造総数38,000挺)が存在した。短小銃もその品質により初期型、中期型、終末型へと変化を遂げた。
※この「九九式短小銃」の解説は、「有坂銃」の解説の一部です。
「九九式短小銃」を含む「有坂銃」の記事については、「有坂銃」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 九九式短小銃のページへのリンク