中米産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/22 17:20 UTC 版)
「アメリカン・シクリッド」の記事における「中米産」の解説
現地での生育環境が厳しいためか、縄張り意識が非常に強力な種類。 ヴィエジャ・アルゲンティア 学名:Vieja argentea 成魚は 30 cm ほど。シルバー・ヴィエジャとも呼ばれる。メキシコのリオトウジラ川などに生育する。体高もあり、黒い斑の入った白銀の魚体に背びれ胸びれが長く伸長する。 ヴィエジャ・レガニ 学名:V. regani 成魚は 25 cm を超える。同じヴィエジャ属のアルゲンティアよりもやや体高はない。メタリックなセルリアン・ブルーの地に赤いスポットが散りばめられている。 コンビクトシクリッド 学名:Amatitlania nigrofasciata 成魚は 10 cm ほどの小型種。体側に入る黒い帯が特徴。日本の沖縄県に定着しており、観賞魚として輸入された個体が放逐されたことがその原因とみられる。 フラミンゴ・シクリッド 学名:Amphilophus citrinellus 成魚は 30 cm ほど。全身が淡紅色だか、成長するにしたがい、色は濃く朱赤色となる。また、全額部がコブのように突出する。 シクラソマ・トリマキュラータム 学名:Cichlasoma trimaculatum 成魚は 30 cm ほど、オスはやや大きい。中米の太平洋岸に産出。全身に緑 - 淡紅の光沢のある縁取の鱗のなか、体側に大きな黒い点が3 - 5個ある。 フラワーホーン 前記、フラミンゴ・シクリッド、シクラソマ・トリマキュラータムを交配して生み出された交雑種。現在では更に異なる種も交配している。2001年頃、東南アジアの養殖業者によって作出されシンガポールを経由して出荷されはじめた。歴史の浅い交雑種のため色・体型ともバリエーションが多く、形質は安定していない。
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