丙午とは? わかりやすく解説

丙午

読み方:ひのえうま

干支一つで、第43番目の組み合わせ十干は「丙」、十二支は「午」である。丙午の前には「乙巳」があり、乙巳、丙午、丁未戊申、と移っていく。2011年現在最近訪れた丙午の年1966年昭和41年)で、干支60年周期であるから次に訪れ丙午の年2026年となる。

ひのえ‐うま【午】

読み方:ひのえうま

干支(えと)の43番目。この年火災多くまた、この年生まれた女性は気が強く、夫を食い殺すという迷信があった。へいご。


へい‐ご【丙午】

読み方:へいご

干支(えと)の一。→ひのえうま


丙午

読み方:ヒノエウマ(hinoeuma)

干支の一、43番目にあたる数。


丙午

作者高石きづた

収載図書追憶日々
出版社日本文学館
刊行年月2006.6
シリーズ名ノベル倶楽部


丙午

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 14:36 UTC 版)

丙午(ひのえうま、へいご)は、干支の1つ。


  1. ^ 統計上も人工中絶が多いことが報じられた[13]
  2. ^ 丙午出身である酒井順子は、丙午生まれであることで嫌な思いをしたことがないとした上で、「私たちは「丙午に生まれても心配なく生きていける」という“壮大な実証実験”をしたようなもの」と述べている[19]
  1. ^ a b 「〈昭和史探訪〉Vol.78 ひのえうま 迷信追放に挑んだ村」 2010年12月18日付『朝日新聞』 夕刊(web版:昭和史再訪セレクション Vol.78 ひのえうま 迷信追放に挑んだ村”. 朝日新聞. 2012年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月13日閲覧。
  2. ^ 東京消防庁・消防雑学2012.9.20閲覧
  3. ^ 江戸東京たてもの園・2007年初春の雅2012.9.20閲覧
  4. ^ 井原西鶴 原著、吉行淳之介 現代語訳『好色五人女』河出書房新社、1979年、pp.66-86
  5. ^ サライ責任編集『十代目桂文治』昭和の名人完結編、小学館、2011年、pp.11-12および付属CD「八百屋お七」
  6. ^ 竹野 静男「西鶴-海音の遺産 八百屋お七物の展開」『日本文学』vol.32、日本文学協会編集刊行、1983年、p.11
  7. ^ a b c d 松浦國弘「「丙午生まれ」の悲劇 迷信で命を絶った女性たち」溝口常俊・編『愛知の大正・戦前昭和を歩く』風媒社 2023年 ISBN 978-4-8331-4308-0 P.150-153
  8. ^ 高橋眞一「明治大正期における地域人口の自然増加と移動の関連性」『國民經濟雜誌』187巻4号、神戸大学、2003年。
  9. ^ 報道の一例 「ことし十九歳の迷信に悩む娘たち 縁が遠いと「丙午」をかつぐ」 1924年2月10日付『朝日新聞』朝刊
  10. ^ 青空文庫 夏目漱石 『虞美人草』
  11. ^ 坂口安吾 「ヒノエウマの話青空文庫
  12. ^ 慶應大学教授赤林英夫「丙午世代のその後-統計から分かること」2012.9.20閲覧
  13. ^ 「異常に多い人工中絶 厚生省・一~三月の調査」 1966年8月22日付『朝日新聞』夕刊
  14. ^ 内閣府『青少年白書』平成18年版
  15. ^ 1966年度生まれの18歳人口は約160万人[https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon5/1kai/siryo6-2-7.pdf
  16. ^ 「丙午世代のその後-統計から分かること」赤林英夫(日本労働研究雑誌)[1]PDF-P.5
  17. ^ 河北新報』1965年11月。
  18. ^ 「暮らしのしおり」 久留米市役所『市政くるめ』第188号 1966年1月5日
  19. ^ a b 島香奈恵 (2023年4月6日). “「丙午」の迷信、若者は気にする? …迫る3年後、「女性の気性激しい」前回は出生数激減”. 読売新聞社. https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20230405-OYO1T50028/ 2023年5月1日閲覧。 
  20. ^ The curse of the Fire-Horse: How superstition impacted fertility rates in Japan” (英語). blogs.worldbank.org (2019年1月22日). 2023年12月14日閲覧。


「丙午」の続きの解説一覧

丙午

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 08:26 UTC 版)

干支」の記事における「丙午」の解説

陰陽五行説によれば、丙も午もともに剛強なる陽であって火の性格をもち、中国ではその年は火災が多いなどといわれていた。 それが日本では八百屋お七丙午の年1666年生まれたという風説があったところから、丙午の年生まれた女性気性激しく、夫の運勢圧倒して連れ合い短命にするという俗信変化した。これは男性中心主義見方であり、迷信俗説類するのであるが、日本では丙午年の出産避けられて、新生児の数が他の干支年より少なかった。この迷信戦後になって残り1966年出生数は、前年比45万人減少した136万人だった。その反動もあり、翌年丁未の年新生児の数が例年よりおよそ57万人増え193万人となった。なお、同様に火の重な丁巳ひのとみ)は八専一つである。

※この「丙午」の解説は、「干支」の解説の一部です。
「丙午」を含む「干支」の記事については、「干支」の概要を参照ください。

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