三屋裕子社長の解任とは? わかりやすく解説

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三屋裕子社長の解任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 03:28 UTC 版)

シャルレ」の記事における「三屋裕子社長の解任」の解説

2006年に、2004年から社長に就任していた三屋裕子が、大株主である創業家により解任されている。 三屋社長に就任していた時の業績は、連結決算で、 2005年度売上 650億円、純利益 -1,932百万2006年度売上 611億円、純利益 -76百万2007年度売上 545億円、純利益 -2,545百万円 と売上高では-100億円以上の減収純利益面でも赤字になっていた。この状況危機感抱いた大株主でもある創業家林勝哉が、三屋社長を含む取締役全員解任動議発議することになった。但し、連結純利益赤字要因は、後述退職慰労金含んで数値である。 林勝哉の挙げた解任理由 経営の現状について「非常事態だ」との認識経営陣合意したかったが、最後までそこに至らなかった 三屋ら前経営陣経営姿勢についてはブランド力強化などで一定の評価 女性の社会進出など取り巻く環境変化し昼間訪問して不在なことが多く販売員意欲低下つながっている 2007年3月期の決算売り上げ下降トレンド止まらないことに危機感持ったが、旧経営陣現状認識大きくずれていた 一番にやらないといけないのは、女性下着販売などのコア事業売上高減少歯止めをかけること 三屋裕子反論 創業家対立するつもりはない コスト削減努め営業利益就任時からV字回復している 売り上げ回復していない責任感じている 就任する2004年まで7期連続減少している。就任3年結果を出すのは困難 従来の方法立て直しが先と判断しており、このことは(創業家も)了承済み思っていた 大株主からはスピード不足に映ったかもしれないが、間違っていなかったと思う 経営責任を取るとすれば、一番責任のある私 第32回定時株主総会結果 経営陣創業家両者の溝が埋まらないまま、2007年6月27日神戸コンベンションセンター神戸国際展示場第32回定時株主総会開催され林勝哉の動議に対して創業家側の株式保有56%を上回る84.15%という圧倒的多数可決され三屋社長を含む取締役全員解任決まった。 この解任劇は、三屋裕子タレントとして知名度もあってマスコミ連日報道され大きな話題になった解任理由は、「業績低下」「訪問販売をめぐる経営戦略路線違い」などが挙げられるが、それ以外に「増資」を前経営陣側が計画していたと報道された。増資を行うことによって創業家持ち株比率引き下げ創業家の力を削ぐのが狙い思われるが、創業家側がそれを察知し解任動議発議至ったとも言われている。 三屋解任後の記者会見で、「個人的な悔しさはない」「多く方々巻き込んだ総会終わったという安堵感」「新経営陣には、われわれができなかったことをやっていただきたい」「チャンス頂いた創業家には、素直な気持ちで感謝している」という誠実な発言行ったまた、この会見司会務めた社員が、「外部から招いたのに、失礼なことをしました申し訳ない思いいっぱいです」と話すと、三屋の目からこらえていた涙があふれ出た場面一斉にマスコミ映し出され三屋解任した創業家への批判集まりやすい側面もあった。

※この「三屋裕子社長の解任」の解説は、「シャルレ」の解説の一部です。
「三屋裕子社長の解任」を含む「シャルレ」の記事については、「シャルレ」の概要を参照ください。

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