一部廃ホームなどがあり、別の用途で使われている駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 00:40 UTC 版)
「メトロ (パリ)」の記事における「一部廃ホームなどがあり、別の用途で使われている駅」の解説
ポルト・マイヨー Porte Maillot (1) 1934年まで1号線のターミナルとして使われたが、ホームの移転により廃止された。1992年に RATP の業務用空間として転用され「Espace Maillot」と呼ばれている。現在のホームから西のほうにある。 ヴィクトル・ユーゴー Victor Hugo (2) もとのホームが急曲線に位置していて安全上問題があるとみなされ、東へホームを移転し、もとのホームは廃止された。一部は倉庫として使われている。 ガンベタ Gambetta / マルタン・ナドー Martin Nadaud (3) もともと Gambetta と Martin Nadaud は別々の駅だったが、1969年8月23日に3bis号線を分離するときに既存の Gambetta と Martin Nadaud を統合しその中間に新しい Gambetta駅ホームが開業することになった(両駅の駅間距離は235mに過ぎなかった)。Martin Nadaud のホームは現在 Gambetta の通路として使われている。また、Gambettaの元のホームは現在3bis号線のホームとして使われている。 ヴィリエ Villiers (3) 1905年の3号線延伸の時、2号線との立体交差のためルートが一部変更され、ループ型の引上げ線が放棄された。モンソー公園の真下に位置するこのループ線は現在はRATPの訓練用空間として専用されている。 ポルト・デ・リラ「シネマ」 Porte des Lilas (3bis) "Cinéma" ここは現在では映画撮影用に使われており、「シネマ」の別名がある。映画やテレビドラマ、コマーシャルなどで出てくるメトロの風景は、大抵この廃ホームで撮影されている。代表例に『アメリ』(作品内ではアベスAbbess駅として使用)など。また2005年末に日本でも放映されたマイクロソフトのCMにも登場する。撮影などのイベントが行われていない時は回送電車の留置線として使われている。実はこのホームも Haxo(後述)と同じく、3bis号線と7bis号線を繋ぐ連絡線上に位置している。 レ・アール Les Halles (4) 1977年にRERが開業すると乗り換えの便利を図るためホームが東へ数十メートル移設された。 ガール・デュ・ノール「USFRT」Gare du Nord (5)"USFRT" この廃ホームは5号線の終着駅だったときのもので、1942年に5号線が Porte de Pantin まで延伸だれたときに駅が別位置に新設され廃止された。現在はメトロ運転手見習いのための運転練習所となっている。また、2、4、5号線の連絡線にも繋がっている。 アンヴァリッド Invalides (8) この廃ホームは、旧・14号線のターミナルで、1976年に13号線と旧・14号線が繋がれるときに廃止され、1970年代に RATP の業務用空間として転用され "Espace Invalides"と呼ばれている。 ポルト・ド・ヴェルサイユ Porte de Versailles (12) ここも Gard du Nord と同じく延伸によるものである。この駅はもともと12号線の終着駅だったが、Mairie d'Issy まで延伸されるときにもとの留置線をホームに、もとのホームを留置線に入れ替わられた。これはパリ国際展示場が作られた際、ホームからのアクセスを良くするためでもある。 オランピアード Olympiades (14) 2006年の開業予定だったが、工事中に地上にある小学校の校庭が陥没する事故が起きたことと予算上の問題から開業が遅れ、それまではホームなどが簡易車両基地として使われた。詳細は「パリメトロ14号線」を参照
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