ランフラットタイヤ
パンクしでも走行できる空気入りゴムタイヤのこと。軍用車や産業車両に用いるソリッド式ノーパンクタイヤとは異なる。古くから内外の各社がビード外れ防止、サイドウォールあるいはトレッド強化、クッション材、中子(通常走行時には作用しないが、空気圧が抜けたときに中から支える)組込みなどに取り組み、現在もタイヤ廃棄対策を加えて開発が続いている。車速や距離などに制限を加えて走行するタイプと、パンクの自動復旧機能を目指す次世代ニューマティックタイヤの2種類がある。2001年、トヨタ・ソアラが内蔵空気圧警報装置を加えてオプション採用したのは前者で、サイドウォールに厚い補強強化ゴム材を設けている。検出精度が高く、圧力低下を嘗報後60kmの走行が可能である。後者の代表例として、2輪車用の2重構造チューブタイプがある。空気圧警報装置は両タイプに不可欠で、知能を備えたタイヤの実現を予感させる。
参照 空気圧警報装置(タイヤ)ランフラットタイヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 01:14 UTC 版)
ランフラットタイヤ (英語: run-flat tire) は、パンクした後でも100 km程度の走行が可能であるように設計されているタイヤ。一部の乗用車および新交通システムの鉄道車両で採用されている。また、軍用車両においては、四輪駆動車や六輪駆動トラックなどの輸送車両や、装輪装甲車や装輪戦車といった装輪型の装甲戦闘車両では多くの場合、戦闘用タイヤ (コンバットタイヤ) と呼ばれるランフラットタイヤが装着される。
- ^ a b MFi 2009, p. 44.
- ^ a b c d e f g 坂野真人 2008.
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- ^ B.F.グッドリッチ (1944年2月21日). “The tire that eat bullets”. ライフ: 49.
- ^ Handling the Combat Wheel – WW2 Jeeps
- ^ a b c Race tire vs. street tire - ESPN.com
- ^ グッドイヤー「Ask your Dad if he has LIFEGUARDS」『ボーイズ・ライフ』1938年12月号、ボーイスカウトアメリカ連盟、29頁。
- ^ グッドイヤー「New Lifeguard Safety Tubes by Goodyear」『ライフ』1952年5月12日号、76-77頁。
- ^ Avert tragedy with Goodyear LifeGuard Safety Tubes - オートウィーク
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- ^ a b MFi 2009, p. 45.
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- ^ 『“より安全で環境に優しい車社会の実現へ” ランフラットタイヤが第3世代へ進化』(プレスリリース)株式会社ブリヂストン。 オリジナルの2010年12月13日時点におけるアーカイブ 。2020年3月16日閲覧。
- 1 ランフラットタイヤとは
- 2 ランフラットタイヤの概要
- 3 概要
- 4 主な種類
- 5 タイヤ空気圧監視システム
- 6 タイヤ記号
ランフラットタイヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:25 UTC 版)
パンクを生じたランフラットタイヤには走行速度や走行距離に制限がある。
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「ランフラットタイヤ」の例文・使い方・用例・文例
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