ライオンとユニコーン
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ライオンとユニコーン(原題: "The Lion and the Unicorn")は、イギリスを中心とした英語圏の童謡であるマザー・グースの1編、およびルイス・キャロル著『鏡の国のアリス』(1871年)に登場するキャラクターである。
注釈
出典
- ^ 宮崎照代著『マザーグース英国飛行』(白泉社、1995年)、鷲津名都江著『英国への招待 マザー・グースをたずねて』(筑摩書房、1996年)、およびカーター・ディクスン著『一角獣の殺人』(創元推理文庫、2009年)の巻末解説(山口雅也「カーが書いた混沌のマザーグース・ミステリ」)、参照。
- ^ ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』マーチン・ガードナー 注、高山宏 訳、東京図書、1980年10月3日、140-141頁。ISBN 4-489-01085-0。
- 1 ライオンとユニコーンとは
- 2 ライオンとユニコーンの概要
- 3 脚注
ライオンとユニコーン
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「鏡の国のアリスのキャラクター」の記事における「ライオンとユニコーン」の解説
詳細は「ライオンとユニコーン」を参照 第7章に登場する、白の王様の王冠をめぐって町中で争っている2匹の獣。アリスは使者に案内されて、白の王様とともに彼らの戦いを見物する。戦いを一休みした2匹には白パンと黒パンが与えられ、その後プラムケーキが出されて、ユニコーンから伝説の生き物扱いされたアリスがその切り分けを担当する。しかしケーキを食べ始める前に大きな太鼓の音が響き渡り食事の邪魔をすることになる。 この二匹の獣が戦うエピソードは、やはり本文で引用されているマザーグース「ライオンとユニコーン」をそのまま踏襲したものである。 ライオンとユニコーン王冠をかけて戦ったライオンはユニコーンを町中追い回して勝った あるものは彼らに白パンをまたあるものは黒パンを与えたあるものはプラムケーキを与えてそれから太鼓で街から追い出した この童謡は17世紀のはじめの、イングランドとスコットランドとの統合に起源を持つものと考えられている。ライオンとユニコーンは、前者はイングランドの紋章を、後者はスコットランドの紋章を支える動物(サポーター)であり、1603年にスコットランド王ジェームズ6世がイングランド王を継承したことによって、イングランドの紋章の左側をライオンが、右側をユニコーンが支える形になった。 ジョン・テニエルによるライオンとユニコーンの挿絵は、モデルにしたというはっきりとした証拠はないものの、絶えず互いに言い争っていた政治家ウィリアム・グラッドストンとベンジャミン・ディズレーリにそれぞれ似せて描かれていると言われている。
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