マルチブランド戦略
別名:マルチブランド・ストラテジー
英語:multibrand strategy
同じ商品区分(製品ライン、製品カテゴリー)に複数のブランドを投入する市場戦略。
複数のブランドを並立させることで、個々のブランドの方向性は崩すことなく(維持したまま)より幅広い消費者の需要に応えることができる。各種費用は分散して注がれるため、一個のブランドを強力に推進するといった対応は取りにくくなるが、複数ブランドからさまざまな情報を発信することによって市場全体が成長し、また複数のブランドで高いシェアを獲得することが期待できる。
例えば、株式会社すかいらーくはファミリーレストランの業界において「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」といった複数ブランドのチェーン店を展開している。これは外食産業におけるマルチブランド戦略といえる。
ブランド戦略としては、確立されたブランドの下に特定要素を特化させたブランドを設ける「サブブランド戦略」、企業ブランド(コーポレートブランド)を統一ブランドとして複数の事業に用いる「マスターブランド戦略」などもある。
マルチブランド戦略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 03:42 UTC 版)
2015年4月1日にワイモバイルを合併したあと、ワイモバイルが行っていた通信サービス「Y!mobile」を、引き続き自社サービスとして行っており、実質的にSoftbankに次ぐ第2の通信サービス(いわゆるサブブランド)となっている。合併以前は、一方が他方のMVNOとして双方の通信エリアを利用していたものが、合併によりどちらも自社網として利用する形に移行したことになる。 さらに、2018年4月にはLINEが運営するMVNO・LINEモバイルの株式の51%を取得して子会社とした。これにより、ソフトバンクには自社およびグループ企業を合わせて、SoftBank・Y!mobile・LINEモバイルという3つのブランドを抱えることになった。2021年2月、菅政権の値下げ要望により、オンライン専用廉価プランのLINEMOを発表。LINEモバイルは新規受付は終了した。ソフトバンクでは、上記3ブランドを下記のようにカテゴライズしている。 SoftBank - 大容量ユーザー・ビジネスユーザー Y!mobile - ライトユーザ LINEMO - オンライン専用、デジタルネイティブなど LINEモバイル - 小容量ユーザー向け格安SIM(LINEモバイルの新規受付を終了して今のLINEMOの役割をしている)
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