ベトナム戦争派兵問題
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韓は朴大統領のベトナム戦争派兵問題に対しては特に手厳しい。彼は自著『韓洪九の韓国現代史』でベトナム戦争に対し冷戦下の代理戦争としての側面よりもアメリカの植民地解放運動抑圧としての面を重視し、日本による侵略と植民地支配に苦しんだ韓国の近代史と重ね合わせながら、朴大統領を批判している。ベトナム戦争における韓国軍の虐殺、婦女レイプ問題の謝罪と補償を求める運動の指導者でもあり、2001年には金大中大統領(当時)のベトナム大統領への謝罪と補償を引き出すなど一定程度の成果を挙げた。しかし韓自身はこの結果を不充分とし、韓国民全てがベトナム人に対して犯した罪悪を自覚するまでこの問題は終わらないと述べている。また『韓洪九の韓国現代史』日本語版序文では、自身がこの問題に関わることを通じて、日本による韓国植民地支配とそこで起こった悲劇、韓国軍事独裁政権の圧政とベトナム人虐殺などといった罪悪は偏狭な民族主義(反日/嫌韓)によってではなく、人類共通の民主主義の基準に依り裁かれるべきだと悟ったと記し、偏狭な反日意識を脱そうとする切っ掛けとなったことを述べている。
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ベトナム戦争派兵問題
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これに関してはベトナム戦争を『共産主義反動勢力に対する十字軍』(韓国戦争記念館にはこのような記述が実際にある。)とする韓国右派から凄まじい非難を浴びている。実際韓も関与したベトナム戦争における韓国軍の蛮行特集を掲載したハンギョレ新聞には退役軍人2000人余りが押しかけ、新聞社の機材を破壊するなどの行動を行った。続く公開討論会ではベトナム参戦兵達から『アカ』『ベトコンと同じ。』『戦場だったら撃ち殺す。』等の過激な非難も浴びることになった。現在でも韓国は国家保安法の規定に依り社会主義、共産主義思想はタブーとされており、共産主義と結合したホー・チ・ミン等のベトナムの独立運動勢力に対しては肯定的評価を与えづらい空気が根強く存在している。
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