プラギアンとは? わかりやすく解説

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プラギアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 10:18 UTC 版)

プラギアン: Pragian)は、国際層序委員会英語版によって定められた地質学用語である、地質時代名の一つ。4億1080万年前(誤差280万年)から4億760万年前(誤差260万年)にあたる、前期デボン紀を三分した中期である。前の期は前期デボン紀前期ロッコヴィアン、続く期は前期デボン紀後期エムシアン[1]。日本語ではプラハ期とも呼ばれる[2]




地質時代 - 顕生代[* 1][* 2]
累代 基底年代
Mya[* 3]
顕生代 新生代 第四紀 2.58
新第三紀 23.03
古第三紀 66
中生代 白亜紀 145
ジュラ紀 201.3
三畳紀 251.902

古生代 ペルム紀 298.9
石炭紀 358.9
デボン紀 419.2
シルル紀 443.8
オルドビス紀 485.4
カンブリア紀 541
原生代 2500
太古代(始生代) 4000
冥王代 4600
  1. ^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. ^ 基底年代の更新履歴
  3. ^ 百万年前

注釈

  1. ^ シベリアの層序におけるZlichovian階の下側の境界で産出した。
  2. ^ シルル紀のものは稜が主棘の根元にしか存在しないか、先端まで存在していても途中で分岐あるいは再癒合している。

出典

  1. ^ INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART(国際年代層序表)”. 日本地質学会. 2020年4月20日閲覧。
  2. ^ 鈴木寿志「地質年代区分2012」『日本地質学会第120年学術大会講演要旨(2013仙台)』、日本地質学会、2013年、 doi:10.14863/geosocabst.2013.0_629
  3. ^ Kröger, Björn (2009). “Nautiloids before and during the origin of ammonoids in a Siluro-Devonian section in the Tafilalt, Anti-Atlas, Morocco”. Special Papers in Palaeontology 79. doi:10.1111/j.1475-4983.2008.00764.x. ISBN 978-1-405-18770-1. https://www.researchgate.net/publication/286593281_Nautiloids_before_and_during_the_origin_of_ammonoids_in_a_Siluro-Devonian_section_in_the_Tafilalt_Anti-Atlas_Morocco. 
  4. ^ 梅田真樹; T. M. Furey-Greig; R. Mawson; J. Talent (2002-09-10). “P-171 オーストラリア東部,Silver Gully層の下部デボン系放散虫生層序(24. 中・古生代古生物,ポスター発表,一般講演)”. 日本地質学会学術大会講演要旨 第109年学術大会(2002新潟) (日本地質学会). doi:10.14863/geosocabst.2002.0_292_1. https://doi.org/10.14863/geosocabst.2002.0_292_1. 
  5. ^ 梅田真樹 (1997-11-25). “Late Silurian and Early Devonian radiolarians from the Konomori area in the Kurosegawa Terrane, Southwest Japan”. 地球科学 (地学団体研究会) 51 (6): 413. doi:10.15080/agcjchikyukagaku.51.6_413. https://doi.org/10.15080/agcjchikyukagaku.51.6_413. 
  6. ^ 栗原敏之、佐藤義孝、田沢純一「南部北上帯日頃市地域の大野層から産出した前期デボン紀放散虫化石」『地質学雑誌』第111巻第3号、日本地質学会、 187頁、 doi:10.5575/geosoc.111.187
  7. ^ 鈴木紀毅、高橋大樹、川村寿郎「釜石地域の中部古生界から産出するシルル紀後期・デボン紀前期放散虫化石」『地質学雑誌』第102巻第9号、日本地質学会、1996年9月15日、 102頁、 doi:10.5575/geosoc.102.824
  8. ^ 栗原敏之「飛騨外縁帯福地地域の"吉城層"から前期デボン紀Palaeoscenidiidae科放散虫化石の発見とその生層序学的意義」『地質学雑誌』第109巻第11号、日本地質学会、2003年11月15日、 doi:10.5575/geosoc.109.635
  9. ^ 後藤仁敏「O-309 日本産古生代脊椎動物化石について(25. 脊椎動物化石,口頭発表,一般講演)」『日本地質学会学術大会講演要旨 第109年学術大会(2002新潟)』、日本地質学会、2002年9月10日、 doi:10.14863/geosocabst.2002.0_153_1


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